管理人小説(テイルズ)

□第3話
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三人は聖堂の階段を上がり上の方から血の臭いと金属がぶつかり合う音と悲鳴が聞こえる…

『神子はどこだ!』

『誰がお前らなんぞに…』
『お婆ちゃん!』

『コレット!来ちゃいかん!』
ディザイアンはコレットにきずいた
『ボーダ様あれが神子のようです』

『神子の命貰いうけるぞ』
『なんでディザイアンがいるんだよ、ここは条約を結んで…』

するとボーダと言われた男は笑いながら

『我々がディザイアン? フハハハ、ならばそのディザイアンに殺されるがいい』

するとボーダは後ろに下がり手下二人とロイドの倍近くはある大男が現れた、大男は大剣、ハンマー、鉄球を装備している

『ディザイアンなんかにやらせるかよ!』

戦闘が始まった…

手下の下級兵が攻めて来たが大男は余裕な表情で動こうとしない
子供と思って甘く見ているからだろう

ロイドが下級兵を止めている間コレットは後からチャクラムをなげ少しずつダメージを与えている

そこで後から詠唱をしていたジーニアスが魔法を放つ
『ファイヤーボール!』

少しずつダメージを受けていた下級兵は避けきれず直撃した

『そこだぁ!』

ゴガッッ! バキッ!

下級兵二人に一撃を入れると二人は倒れ込んだ、この三人だからできる連携である。
これを見ていた大男は予想外だったらしく呆気にとられている
ロイド達は一気に勝負を仕掛けた、しかし大男も馬鹿ではない
薄ら笑いを浮かべながらも鉄球を振り回しロイドにぶつけた

圧倒的だった…
ロイドはしっかりガードをしたにもかかわらず身体ごと吹き飛ばされ後ろのコレットとジーニアスをも巻き込んで倒れた

『ぐわぁ』『キャア』『うわー』

ロイド達は倒れたまま敵の方を見た
鉄球振り回し振り下ろすところだった

『くそぉ!』

鉄球は振り下ろされた…
ガキン

はずだった……

鈍い金属音

目を開けると一人の男が立っていた
二十代後半位の鳶色をした鋭い目の持ち主だった…

大男は尻餅をついていた

『大丈夫か?ファーストエイド!』

男は魔法をロイド達にかけ大男と向き合った

大男は体制を直し武器を構えていた

『行くぞ!』

これまで圧倒的な戦いは見たことがなかった

ハンマー、鉄球、大剣、全て一撃の強さがあるにもかかわらず、一度もかすりはしなかった
かするどころか避けて切るの繰り返しを何度も喰らって大男にダメージがあるのは誰が見てもわかることだった…

とうとう武器すら持てなくなり、大男はつかみ掛かって来た
そこで一撃

ガキン

大男の頭部の装備している兜部分に重い一撃を入れた
大男はそのまま倒れた

『無茶苦茶強いよこのおじさん!』

驚くジーニアス

『まさか貴様が現れるとは、チッ撤退だ』

ボータは仲間を連れて撤退した

『神子は誰だ?』

男は言った

『まず自分から名乗ったらどうだ?』

ロイドは男に言った…
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