管理人小説(テイルズ)

□第3話
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少年は夢を見ていた…

バケツを持ちながら…オイオイ

『ロイド!ロイド・アーウ゛ィング!』

女性の声で目が少し開く
開いた時には目の前に黒板消しがあり
ボフン
そしてぶつかった…

『全く…立ったまま寝れるなんて器用ね…ロイド』

『あっリフィル先生おはようございます』

そんな返答が返ってきたリフィルは呆れながら

『ハァ、じゃあ代わりにジーニアスお願い』

『はいっ姉さん、4000年前、勇者ミトスは、聖地カーラーンにおいて古代大戦を停戦させた、戦争を終結させたミトスは、女神マーテルと契約し、戦乱の元凶であったディザイアンを封印しました』
難しい単語をぺらぺら喋る少年、先生とは兄弟らしい
『そのマーテル様を復活させるのが…神子コレット』
リフィルがそう言うとプラチナプロンドの女の子が立った

『はい先生』

『今日はコレットに神託がくだる予言の日です…』

説明していると突然空が光った

『なんだぁ!?』
『これは…』
『聖堂の方からだわ!皆しばらく自習していてちょうだい』

リフィルはそう言うと教室を出て行った…

しばらくしてロイドが…

『なぁ先生遅くないか?少し聖堂まで見に行かないか?』

『ちょっとロイド!自習は!?まさか抜け出す気?』

『ジーニアス大丈夫だって課外授業だよ』

『そんなの言い訳だぁ! ねぇコレット?』

『ロイドが行くなら私も行く〜』

頭を抱え込むジーニアス
タイヘンダナ

『決まりだな!よし出発』
『ハァ…怒られても知らないからね…』

ロイド、ジーニアス、コレットは村外れの聖堂へ向かった…


聖堂につくと上の方から傷付いたおじさんが下りて来た

『大丈夫か!?』
『酷い怪我だよ!』
『祭司長!?』

祭司長はロイド達の前に倒れ込んだ明らかに瀕死状態である

『おぉコレット様、ディザイアンが不可侵契約に反して聖堂に攻め込んできたのです』

『ディザイアンが!?』

『おっさんわかったからもう喋るなよ』

『私は今日を楽しみにしていました、しかしコレット様の神託を受けるのを見れなくて残念です………』

喋らなくなった祭司長をロイドが確認して首を横に振った…

『っっ!嘘でしょ!?』

『私神託を受けに行かないと…』

何か決意した様子でコレットは言った…

『コレット!?ディザイアンがいるんだよ!?一人じゃあ無理だよ!』

『うん……でも行かないと。予言の日に神託を受けるのが神子である私の役目だから』

一人で行こうとするコレットにロイドが
『俺も行くよ、コレットだけじゃ危ないからな』

『いいの?ロイド?ありがとう』

『わかったよ僕も行くよ』
『皆ありがとう!』

ロイド達は聖堂の入口まで走った
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