〜尊いし眸〜

□七章
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 突然と降りてくるBig birdに皆が騒然とする中
俺は聖を庇いながら一歩…また一歩と前に出た



――バサッ、バサッ……トッ

"…やっと…見つけた…"



『!!?…』

「a maze ment……鳥は化けやがるのか…」


 降り立つ風圧に堪えながら、瞬き改めて
見据えた時、空から降ってきたのは……人だった
流れるような長髪は蒼髪、毛先半分は紅蓮のような模様…

 その顔立ち、出で立ちは人間を連想させねぇ風貌そのものだ。


「……聖…」
「!!?」


 周りの連中も、まず考えは同じだろう…突然Big birdは消え
嵐は収まり、降り立ってきたのは人らしき人物だ…


 そう思っていたのも束の間…何時の間にか
そいつは俺に気配すら悟らせる事無く聖の額に触れていた。


「!……」
「…………っ!………ぁ……ここ……蒼空…?」

「聖…っ?!!」


「……まさ…む…ね……様…?…僕…」


 一体何をしたのか…誰しも分からなかった



 だが、それが良かったのか…


 結果的に今まで微動だに動かなかった聖が
何事かと言いた気にうっすらと、確かに目覚めた…







――――目覚めてくれた……。







to be continue…
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