×恋愛模様×

□×雪×
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「おいオメェ等!あの兄ちゃんに雪玉お見舞いしてやれ」
『?!つっめてぇな!バーカ当たるかよ。』
泰遥の掛け声と共に近所の子供達からの一斉攻撃に驚きつつ一緒になって遊べば疲れはしたが幾分か気分が良い


「ぶぇえっっっくし」
陽も落ちようとした頃、何とも汚いクシャミと共に身体を震わせた泰遥
ま、長時間裸同然だったから当然と言えば当然。
かじかむ手に白い息を吹き掛け暖を取る姿に苦笑し子供達に別れを告げ我が家へと帰る
寒い寒いと勝手に暖房を付け風呂が沸く迄、コタツに潜り込んでいる泰遥に少しばかり腹が立ち悪戯でもしてやろうと同じ様にコタツに入り冷たい指先を泰遥の衣服に潜らせる
「ひッ?!」
温かいコタツに満足し緩んでいた顔が一気に引きつり情けない声を上げ跳ね上がった泰遥
「ばっ…冷て『アンタ一体何しに来たんだよ?こんな薄着で』
止めろとばかりに柚都騎の腕を押し返すが泰遥が抗議の言葉を最後まで言い切る前に柚都騎が遮る
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