G.U.

□彼を見る様々な人たちの目
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『ふふふ…今日も良いできです♪』
『欅様の撮られるもの私が撮るよりすっごく可愛いんですよー!ほらw』
『…!ぐはぁorz!…ア、アトリちゃん…!俺にこれをくれ!(鼻を押さえながら)』
『駄目ですよー、これは欅様と交渉してやっと手に入れたモノなんですから!』
『け、欅様〜?俺にもこれわけてくださーい!』
『うーん、そうですね〜…では、☆5つのレアアイテム10個とトレードならいいですよ?♪』
『うぉ!!Σ( ̄∀ ̄;)難易度高っ!!orz』
『だって…あれは僕が撮った中で一番いいできですので♪』

『…はい、これでいい?(交渉中)』
『はい♪どうもありがとうございましたー♪』
『あ!抜け駆けなんてズルイぞエンデュランス!』
『ふっ…早い者勝ちさ…』





そんなやり取りを近くで聞きいたアイナは隣で一緒に聞いていた志乃に問い掛けた

「…あの人たちと同じ目をしていたということは私はあの人たちと同じ思いでハセヲさんを見ていたということですか?」

志乃は少し困った顔でアイナの方に顔を傾け問い掛けに答えた

「うーん、アイナちゃんのはまだ純粋に可愛いっていう思いの目で見てるだけだから…ちょっと違ったかな」
「え?じゃぁ、あの人たちはそれ以上の目で見ているってことですか?」
「簡単に言えばそうだね」

少し遠い目をしながら彼らを見ていたアイナが何かを思い出したかの様に志乃の方を向いた。

「あの…じゃぁ、兄さんもあの人たちと同じということですよ…ね…?」
「オーヴァンはあの人たち以上だよ?アイナちゃんも『見ていた』から分かるよね?」

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