03/20の日記

01:06
怖いくらいの執着と、嫉妬。
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題名のとおり。
akiはサイト・・・PCに執着してます。
そして隣でマンガ見てる玲にすんごい嫉妬してます。

それが何か!?

とま。冗談はさておき。
今日は(も)脳に溜まったBASARAネタ書こうかなっと。
今回はですね。「前田の風来坊」こと前田慶次でっす!
マンガでの政宗様とのやりとり・・・今でも忘れられないですよ/(≧Δ≦)/

では現代パロで主人公は「ユリ」です。どぞ!
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学校行って、よく思うことがある。
よくあんなに話すことがあるもんだ。と。
別に皮肉じゃない。素直な感想だ。良い事だとも思いはする。
ただ。それを私に求められても困るだけだ。

この男もそうだ。
「それでさ、昨日まつ姉ちゃんと利がケンカしてる時に丁度帰ってきちまって、・・・あ、まつ姉ちゃんと利は俺の親戚なんだけど」
「知ってる・・・前言ってた、仲の良い叔父夫婦でしょ?」
黙々とご飯を食べていた私が、口を開いた。
慶次はクラスで唯一飽きずに私に話しかけてくる変わった人だ。
体が大きくて、いつもニコニコ笑ってて。友達もとても多いし、何か私と正反対だ。
そう言えばその友達、特によく一緒にいる・・・えーと、あぁ、政宗と元親だったかな、(名前合ってるかな)
慶次に「あんな無口のどこがいい」だの「つまらなくねぇのか」だとか言ってた。のを偶然聞いてた。
別に今更傷付きはしないが、気まずかったのでさっさと立ち去った。
そうだ、慶次は何と答えたのだろう。
「・・・ねぇ慶次」
ピタっと慶次の口が止まる。話してる最中なのに。
本当にいい人だな・・・って黙ってちゃダメだ!
「どーしたの?俺煩かった?」
「違う。あの、聞きたいことが・・・」
でもどうしよう。何て言おう・・・そのままでいいかなって悩む前に口動かさなきゃ。
「何だい、勿体ぶらないで言っておくれよ」
「えーと・・・あのね、慶次、つまらなくない?」
少し悩んで、やっと言えた。すると笑顔がきょとん。とした顔に変わった。(大きな犬みたいだ)
「ほら私・・・その、話さないでしょ?聞いてるかどうかも解らないし・・・相槌しか打たないし、話題ないし」
人に言われるのは慣れてるけど、自分で言うと変な感じだ。
そんな事を思っていると、慶次の大きい手が頭を撫でた。
「・・・慶次・・・?」
「誰に言われたの?」
笑顔で慶次は聞いてくる。只その笑顔が、いつもの笑顔とちょっと違って。
子供を安心させる様な笑顔。
子供っぽいのは慶次なのに。
「誰に言われたか知らないけどさ、俺はそう思ったことは無いよ」
頭を撫でる手が頬に移る。少しこそばゆい。
「それにユリは本当に無口かい?今沢山話しただろ?」
「それは・・・本当の事だから・・・」
こしょこしょと動く手が止まった。慶次はさっきの笑顔全開で、
「それでいいんだよ。本当の事だけでも。それは俺の話をちゃんと聞いてるってことだろう?」
そう言った。
慶次は凄い。何でそんなに解るんだろう。
「ユリは顔に出てるんだよ。俺からすれば、こんなに解り易い子はユリ以外いないね」
慶次は言って、いつもの笑顔に戻った。もう大丈夫と思ったのか、手も放れた。
きっと知らない内に、不安そうな顔でもしていたのだろう。
「そーんな悔しそうな顔しても駄目だよ。解るものは仕方ないだろ?」
「ぅ・・・皆の前でも、そうなの・・・?」
だとしたら凄く恥ずかしい。学校来れない。
「大ー丈夫、今ん所気付いてるの俺だけだよ」
それにホッとした。あからさまだったのか、慶次が大笑いした。
ムっとした顔しても笑うから、とりあえず。
「慶次のガキ・・・」
呟いてやった。

「(ガキがこんな事思うかねぇ・・・ユリが人と話さなくて、俺とよく話す事が、
  ・・・とても嬉しいなんて)」

end

――――
終わりです!
異様にながくなっちゃった(^^;)ヾ

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