短編

□災難
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「ジェリー!!」


不機嫌MAXで声をかける。


「あらん♪今日も早いのねVvまた蕎麦かしら?」


ジェリーはお構いなしに話しかけて来る。

「昨日ラビから借りたやつ…どこへやった?」


多分六幻だと気付いていないジェリーにはあえてそれが六幻だとは言わずに聞いた。


「あぁ、あの棒?」


―ピキッ―


「あれ奥に落としちゃった"雑巾"取るのに丁度良い長さだったのよねぇ♪」


―ピキキッ―



明らかに怒のオーラが増しているがジェリーはお構いなし。

…と言うか気付いていないι



食堂にいた人達はみんな神田のオーラを恐れ食堂から我先にと逃げて行った。



「ラビに神田君のだって聞いてたから返そうと思ったんだけど、アレン君が来て代わりに返してくれるって言うから遠慮無く頼んじゃったのよんVv」


「モヤシ…?」


嫌な予感がする、あいつが俺に関わる事を自ら引き受けるとは思えない。


「…チッ」


舌打ちして食堂を立ち去る、アレンを早く見つけないと何をされるか分からない。




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