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□自己紹介
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「えっと…1年の春野綾です。
中学時代からバスケをやっていました。
ポジションはガードでした。
青春を謳歌したくて入部しました。やるからには必ず勝ちましょう!
マネージャーとして精一杯頑張りますので、皆さんよろしくお願いします!」
(((…!可愛い…)))
「いい心がけだ。気に入った。
そうか、春野は経験者なのか。どこまでの成績があるんだ?」
キャプテンの赤木が尋ねた。
「2,3年で…県大会まで出場しました。
MVPは獲得出来ませんでしたが、思い出に残るとても楽しい試合でした!」
綾はニッコリ微笑みながらそう言った。
「「 !? 」」
一同は彼女の経歴に度肝を抜かれている。
「県大会!?それに2,3年連続で…!?
すごいじゃないか、なぁ赤木!」
木暮は隣に居る赤木に対して、少し興奮気味に話を振った。
「あぁ…なかなかだな。マネージャーにするにはもったいないぐらいだ。」
流川もこれには驚いた。
その可愛いらしい容姿からは想像も出来ないほど、何か勝利への執念の様なものを全身で感じ取っていたのだった。
ますます綾への興味が湧いてしまった流川‥‥
一方、桜木はと言うと‥‥
( 綾さんと一緒に部活…!
ジャージ姿に、ポニーテールも似合うなぁ…
これはひょっとしたら、急接近できるチャンスなのでは…!? )
と、ひとり期待に胸を躍らせていた。
そんな風に思われているとは露知らず…
綾は幸先の良いスタートを切れたなぁと清々しい気持ちで一杯だった。