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□彼とのメール 3
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ー その日の夜‥

寝床につく前に、綾は牧におやすみメールを送信した。


To : 紳ちゃんへ

夜分遅くにごめんね。もう寝ちゃったかな?
今日は本当に楽しかったよ、ありがとう!
海南のユニフォーム獲得への道のりはまだまだ遠いね…。もっと頑張らなきゃ!

紳ちゃんが練習してる所、カッコ良かった…♡
ずっとドキドキしちゃってた。
もし何か困った事とか不安な事とかがあったらすぐに言ってね。
私で良ければ相談に乗るし、力になるよ〜!
あとね、さっき流れ星が見えたの。
また紳ちゃんに会えますように…ってお願いしたよ。叶うといいな……

おやすみなさい。


先ほどの三人の会話内容を知らない綾は、ぐっすりと眠っていた。

そして‥牧もベッドの上で物思いにふける。

( 困った事や不安な事…か。

好きになればなるほど、辛いものだな…

綾…何があってもお前を手離したりはしない。

覚悟しておいてくれ。)


To : 綾へ。

こちらこそ、どうもありがとう。

信じ合っていればきっと会えるさ。
俺も綾を信じる。だから綾も俺を信じていて欲しい。

ちゃんと布団で寝ているのか?
また床で寝ない様に気をつけろよ(笑)。
可愛い寝顔を誰にも見せたくなかったんだがな…。
じゃあ、俺もそろそろ寝るよ。
おやすみ…。



携帯電話を閉じ、牧も眠りに就いたのだった ‥ーー
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