long
□流川side
1ページ/1ページ
流川side
真新しい朝。
真新しい制服に袖を通し、俺は今日から晴れて高校生になった。
まぁ家から近いし、バスケ部もあるって事でこの高校を選んだ。昔から好きなバスケットだけは、続けていきたい。ただそれだけだ。
寝ぼけ眼のまま家を出てチャリに乗ったため、電柱にぶつかっちまってボロボロだ。
…まぁ、いっか。
とりあえず駐輪場に向かった。
すると、ある一人の女がいた。
(…?なんか、ひとりで感動してんな。)
女にあまりキョーミが無い俺が、声を掛けてしまった。何故なのかは分からない。
すると……
「るかわかえで…さん?
素敵なお名前ですね!」
「…!!」
舞い散る桜と共に、微笑んだ。
その笑顔がとてもキレイで、可愛いくて…
目が離せなかった。
「バスケだけじゃないかも…な……。」