守護神に認められた彼

□Prolog
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「紅南国に朱雀の巫女が現れたって話知ってるか?」

「ああ、何やら異界から来た娘らしいな!是非1度お会いしたいところだ」

「だがな、巫女は今皇帝陛下の元にいるらしい。」

「まあ、そうだろうな。なんたってこの国を守ってくれる大切な存在なんだから。..程遠い存在だなあ」




「その朱雀の巫女なんだが、..伝説の八星士を探しているんだそうだ。」

「あー、そんな話もあったな。
確か....数百年前、玄武の巫女とその七星士と共に_____」



"北甲国に春を取り戻したっていう"













ある紅南国の都、そこは草原の広がる、とても自然豊かな場所であった。

町は活気に溢れ、人々は笑顔でそこを行き来して行く。そんな場所に1人。
河原近くの草原、寝転んでいるひとつの人影。

それは二人の男が河原沿いの道を歩いて話をしているのを、静かに聞いていた人物であった。






『.....』


彼が見るのは、はるか昔の思い出か、
それとも_____か。









それは、彼にしか分からない。
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