長編

□8
1ページ/3ページ


始めはバーニー、リー、カレン、ソーン、ガルゴ
の5人で行動していたが途中で別れることになった。


 バ「ソーンは俺と、お前はガルゴとカレンと」

 リ「勘弁してくれよ……カレンのことじゃねぇぞ」

 『わかってますよ』

 ガ「やっぱ俺嫌われて!!」

 リ「シッ――――――」


上階からロープを使い壁の外からやってくる
敵を撃ち落としていく。
外からも中からもやってくる敵に
減っている気配が全くない。
階段を駆けあがってくる敵には手榴弾で、
正面の敵にはライフルやショットガンで、
敵の圧倒的な多さに弾は無常にも減っていく。

そして、戦車が動き出した。
戦車は次々と砲弾を撃ち込んできた。
撃ち込まれる砲弾の衝撃によりガルゴの足元が崩れ
下の階へとガルゴは落ちてしまった。

 
 ガル「派手だなぁ!!」

 リ「くたばったか?」

 ガル「逆に快感だよ!!」

 『ある意味、尊敬しますよ』

 リ「よーし、行け!」


ガルゴはそのまま下の階を進み始めた。


 リ「行くぞ、カレン」

 『えぇ、リー』


リーを先頭にカレンは背後を注意して進む。
2人はそれぞれ柱の影に身を潜め敵の銃弾を躱す。


 リ「援護しろ!」

 『任せてください!!』


リーが柱の影から飛び出すと敵も狙いをリーに定める。


 『撃たせませんよ!!』


敵の視界から外れたカレンは
リーしか見えていない敵を側面から撃ち倒していく。
狙いは正確、リーも無事の敵を一掃することができた。

しかし、弾が尽きた。
リーとカレンはライフルを捨てる。
リーはクナイを、カレンはメリケン型ナイフと蹴り技で

カレンはまず敵の側頭に踵から蹴りを入れ1人、
反動でメリケン型ナイフで喉を切ると1人、
また回転して回し蹴りを首に入れて1人と、
リーも同様に得意のナイフさばきで蹴散らしていく。

そして2人の背後に敵が1人忍び寄るが
どこからか現れたドムが銃で仕留めた。


 リ「……全てお見通しだ」

 ド「そのようだな」

 『まだまだ来ますよ』


敵は止まることを知らない。
死んでいる敵兵士から銃を奪い取り、
銃撃戦へと持ち込んだ。
すると突然、ガンナー並の巨漢な男が
リーに横からタックルして壁ごとふっ飛ばした。
そこからリーと巨漢男の素手による殴り合いが始まった。


 『リー!! っもう邪魔!!』


カレンもすぐさま援護に駆けつけようとするが
敵兵が行く手を阻み、リーの元にはたどり着けない。


 『リー!!』

 リ「大丈夫だ」


敵兵を蹴散らしカレンがリーの元にたどり着いたとき
リーと巨漢男の戦いはリーの圧勝で終わっていた。
そしてドムも合流し先へと進む。

敵の援軍が来たというジョンからの無線が入った。
あまりにも多すぎる敵の援軍はとてもではないが突破は難しい。


 バ「まずい展開だ……
   屋上から出るしかない!!
   全員屋上に急ぐんだ!!」


ドラマーの操縦するヘリが屋上にいることを知ると
メンバー全員は屋上へ駆け上がる。


.
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ