長編

□最終決戦
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ロシアのウラドビン
テロ集団に乗っ取られた基地が見える
氷の丘の上で一行は身を潜めていた


 ホ「こんなことは言いたくないが
   ……これまでとは違う
   ドムを捕まえるにあたって知っておいてくれ
   もし必要があれば、ドムを殺す」

 レ「……その時は私も殺して」

 リノ「あの基地にいる連中とドムは通じてるはずだ
    軍隊じゃなきゃあの基地には乗り込めないからな」

 『……そうとは限らないみたいですよ』

 ホ「クソ野郎がきたぞ」 


望遠鏡を覗き込むとドミニクが基地に向かって車を走らせていた

ドミニクは電磁パルス砲を使い基地の防御を破壊
自慢の運転テクニックで敵の防衛を突破し
そして潜水艦の下に入り込み再度、電磁パルス砲を使った
そのため潜水艦はサイファーにハッキングされたのだった


 テ「くそっ
   サイファーが潜水艦のコマンドをリブートした!」

 ロ「何言ってんのかわかんねえよ!!」

 ラ「優しく言うと……
   潜水艦をカージャックしたの
   潜水艦を止めなくちゃ
   あそこに操作室がある
   あそこにいけばサイファーを逆にハッキングして
   潜水艦を止められる」

 テ「俺が潜水艦に乗り込んで
   核ミサイルを使われる前に発射用チップを抜く」

 ラ「そんなの危険すぎる!!」
  
 テ「君が行く方が危険だ!!」

 ホ「……両方やろう」


全員が車に乗り込んだ
今回カレンは車で単身での出発
みんなより運転技術は劣るが
世間より技術は上なため単身での出発が認められた
そうして一行は基地へと乗り込んでいった


 ホ「お邪魔するぞ!!」


ホブスは壁を破壊し基地の中へ突入
他のみんなもそれに続いた
潜水艦の元へたどり着き各自行動を開始した

まずは潜水艦の周りにいる敵の一掃だった
それぞれがライフルや拳銃で応戦
カレンも持っていたライフルで
ドラム缶の影から一発一発と敵を確実に仕留めていく


 レ「外へでな!! 早く!!」


操作室へと乗り込んだ
ホブス・レティ・ラムジー・カレン
ホブスは操作室の奥へ、
カレンとレティは中にいた整備員を外へ追い出し
ラムジーを守るように周りを警戒する
ハッキングを開始したラムジーだったが
サイファーに邪魔をされて上手くいかない

そこへ操作室に5人の敵が乗り込んできた

2人はレティが、
残り3人をカレンが相手をすることに

まずは一人目
顎を蹴り上げのけ反った敵に足払いをかけて転がし
顔面を蹴とばした
2人目
殴りかかってきた受け流し開いたわき腹に肘鉄を入れる
動きが鈍くなったところを相手の首をめがけて
肘鉄をもう一発入れた
3人目
後ろからカレンの首に腕を回されるが
後頭部を思い切り相手の鼻へ叩きつけ距離をとる
相手は鼻血を流しながら襲い掛かってくるが
捕まる前に正面から喉元へ拳を叩き込み
ひるんだところへ回し蹴りで踵を側頭へ叩き込んだ

ちょうど3人目を倒し終わっるところを
レティとホブスは見ていたのだった

 
 ホ「……さすがだな」

 レ「ここまで強いなんて聞いてないわよ」
 
 『ただの護身術ですよ』


敵は無事に片づけられたが
ラムジーのハッキングはサイファーに及ばず
ローマンたちのチップ強奪に頼るしかなかった

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