長編

□次の戦いへ
2ページ/2ページ


 ラ「ウラドビンには何もない、氷だけよ?」

 ノ「おかしいな?
   冷戦時代の潜水艦を改造しているロシアの
   海軍基地があるはずだ
   だが、今はロシアのものではない
   その基地は一月前、反体制派のテロ集団に
   乗っ取られ奪還できないままだ
   だから今がチャンスというわけだ!」

 ロ「ロシアの潜水艦に核のボタン
   どれも俺たちの足が吹っ飛びそうでやばい感じだ」

 テ「だからお前はリストの11位なんだよ」

 ロ「お前はそのひげを生やし始めてから人が変わったなぁ!」

 リノ「止めるんだ!
    これは政府の指示を仰いだ方が……」

 ノ「ああ、いい考えだな! だが、
   残念だがロシアの国防大臣がアメリカ国内で襲われたために
   両国の政府は当分、口を利かない
   だからダメだ! 他に案はないか?」

 ホ「……一つある
   俺たちが奴らを止める」

 リノ「ロシア軍の基地に乗り込む気か?! 
    自殺行為だ!」

 ノ「今は反体制派のテロ集団だ」

 ホ「第三次大戦を防ごう!!」


リトルノーバディはまだ覚悟が決まらない
ホブスはそんな彼に問いかけた


 ホ「どうするルーキー?
   見て見ぬふりをして黙示録に載りませんようにと
   祈るか?
   それとも男らしく乗り込んで
   この世界を破滅から救うか?」

 リノ「……わかりましたよ」

 ノ「なにが?」

 リノ「ルールその3 ルールはない!! 」


リトルノーバディは足元にあった鉄棒をもち
そばのガラスケースを叩き割った
その中には保管されている全ての車のきーが入っていた


 リノ「出発は一時間後だ!
    好きな車を選べ! どれでもいいぞ!」

 テ「どれでも?!」

 ロ「ほんとかよ?!」

 ホ「……カレンはどうする」


好きな車に乗れるという気分の上がる中、
ホブスの言葉にみんなの視線がカレンに集まった
カレンは顔は上げているが動こうという気配がない


 『……』

 ホ「デッカードはもういない」

 『…わかっています』

 ホ「仇を打ちたくはないのか?」
 
 『……仇を打つなら、相手はドミニクになりますね』

 レ「っ!!」


デッカードを撃ったのはドミニク、その事実は変わらない


 『レティには申し訳ありませんが……』

 レ「っカレン」

 『ホブスの言う通りデッカードの仇をとります
  ……全て終わったらドミニクを ぶん殴ります 』

 レ「っえ…」  

 ホ「いい心がけだ!!!」


そうして一行は次なる戦いの場
ロシアへと向かっていった


 レ「カレン……」

 『殴るくらい許してくださいね?』

 レ「っもちろん、一緒に殴ってやりましょう」

カレンにとっては伴い合戦の始まりだった

.
次の章へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ