Harry Potter  ビル

□ホグズミード
3ページ/3ページ


マクゴナガル先生が話し始めた。

マ「あの人の一番の親友が誰だったか、覚えていますか?」

ロ「えぇ、いつでも一緒でしたわ、ここにはしょっちゅう来てなしたわ。
  2人にはよく笑わされました。まるで漫才だったわ、
  シリウス・ブラックとジェームズ・ポッター!」

テーブルの下にいたハリーがジョッキを落として大きな音をたてた。

マ「ブラックとポッターは悪戯っ子たちの首謀者。
  もちろん、2人とも非常に賢い子でした、まったくずば抜けて賢かった。
  しかしあんなに手を焼かされた2人組はなかったですね」

ハ「そりゃ、わかんねぇですぞ。
  フレッドとジョージ・ウィーズリーにかかっちゃ、互角の勝負かもしれねぇ」

フリ「みんな、ブラックとポッターは兄弟じゃないかと思っただろうね!
   一心同体!」

ファ「まったくそうだった!」

そこからはとても聞いてられない話が続いた。
シリウス・ブラックはハリーの名付け親で"秘密の守り人"になった。
でも、ブラックは"例のあの人"のスパイでポッター夫妻を裏切った。
ポッター夫妻が"例のあの人"に殺されて、ブラックは逃亡。
それを見つけたのはピーター・ペティグリューというブラックとポッター夫妻の友人。
ペティグリューはブラックを見つけて追いつめた。
ペティグリューはブラックに返り討ちにあい、わずかな肉片を残し殺されてしまった。
マグルの目撃証言によれば、泣きながらブラックがポッター夫妻を殺したと言っていた。

1人、また1人と、先生たちは店から出ていった。
ロンとハーマイオニーはハリーを心配そうに見つめている。
クラルスは3人に向かって、帰りましょう、と静かに言って席をたった。

クラルスはホグワーツに戻ると、すぐにハリーを探した。
談話室はフレッドとジョージがクソ爆弾を爆発させていて、酷い有様だった。
ロンが寝室を見に行って帰ってきた。

『ハリーは?』

「ベットにいたけど、寝てるみたいなんだ・・・」

『そう・・・』

クラルスはハリーが心配だったが、"忍びの地図"をどうやって回収するべきか
考えたが、明日からクリスマス休暇。
クラルスは帰らなくてはならない。
ハーマイオニーには申し訳ないが、休暇明けに回収しようと考えた。

後ろ髪を引かれる思いで、クラルスはクリスマス休暇に入った。

前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ