Harry Potter ビル
□クリスマス休暇
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クリスマスの朝、クラルスのベットの脇には去年と同じように
クリスマスプレゼントの小さな山ができていた。
ハーマイオニーからは雪の結晶の刺繍入りハンカチ
・・・我が妹はほんとにセンスが良い
フレッドとジョージからは「砂糖羽ペン」と「火なしで火がつくヒヤヒヤ花火」
・・・カードには「勉強より遊びだ!」と書いてあった。
セドリックからは鷲羽のペン
・・・これは、とても書きやすい
ウィーズリー夫人・モリーからは手編みのセーターとお菓子
・・・なんだかウィーズリー一家の仲間入りのようで嬉しい
クラルスは一つ一つを丁寧に見ていった。
こうしてプレゼントをもらえることは嬉しい。
もちろん、ビルからのプレゼントもあった。
クラルスからビルに贈ったのは丈夫な皮の指抜きグローブとグレーのカシミヤマフラー
このグローブには保護魔法がかかっているためビルを守ってくれるはず。
ビルからのプレゼントはガラスの赤い薔薇のイヤリングだった。
『私が薔薇の栞を贈ったから、合わせてくれたのかな・・・』
クラルスはさっそくイヤリングをつけて鏡を見た。
髪には真紅のバレッタ、耳元は赤い薔薇・・・
どちらもグリフィンドールのシンボルカラーでもある、
赤い薔薇のイヤリングは地味過ぎず目立た過ぎず、
普段からつけていても問題のないように見えた。
『…こういうのも計算して選んでるのかな、
…もしそうだとしたら、すごく嬉しい』
ビルとはこの休暇中に逢う約束をしている。
そのときには着けて行こう・・・・。