Harry Potter ビル
□ハロウィーン
5ページ/5ページ
グリフィンドール寮に戻ると、真っ先にハーマイオニーを探した。
ハーマイオニーも一足遅れて戻ってっ来たクラルスに気づき、
申し訳なさそうな顔をしながら近づいてきた。
「…お姉ちゃん、ごめんなさい」
『そんな顔しないで、ハーマイオニー。
私は大丈夫、加点も減点もないわ。先生に怒られてもいないのだから。
それに謝るのは私の方よ、貴女だけに責任を負わせてしまったのだから』
「そんなことないわ!
お姉ちゃんが来てくれなかったら、本当に危なかったのだもの!」
『……お互いさまってことにしよっか。
ハリーとロンとは仲直りできたの?』
ハーマイオニーはハロウィーンのご馳走を食べている
ハリーとロンを見て、照れた表情でうん、と頷いた。
クラルスはハーマイオニーをパーティーに送り出すと、
こちらをじっと見つめている双子のもとに歩き出した。
『・・・心配かけて、ごめんね』
ジョ「本当だよ、なかなか戻ってこないからヒヤヒヤしたよ」
フ「次からは1人で行かずに俺らも連れてってくれよ?」
『約束するわ、もうしないから』
3人は1つのソファーで身を寄せ合うようにして座った。
クラルスを挟んで、手を繋ぎ合い、
互いに安心し合うように温もりを感じていた。