Harry Potter  ビル

□ハロウィーン
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グリフィンドール寮に戻ると、真っ先にハーマイオニーを探した。
ハーマイオニーも一足遅れて戻ってっ来たクラルスに気づき、
申し訳なさそうな顔をしながら近づいてきた。

「…お姉ちゃん、ごめんなさい」

『そんな顔しないで、ハーマイオニー。
 私は大丈夫、加点も減点もないわ。先生に怒られてもいないのだから。
 それに謝るのは私の方よ、貴女だけに責任を負わせてしまったのだから』

「そんなことないわ!
 お姉ちゃんが来てくれなかったら、本当に危なかったのだもの!」

『……お互いさまってことにしよっか。
 ハリーとロンとは仲直りできたの?』

ハーマイオニーはハロウィーンのご馳走を食べている
ハリーとロンを見て、照れた表情でうん、と頷いた。

クラルスはハーマイオニーをパーティーに送り出すと、
こちらをじっと見つめている双子のもとに歩き出した。

『・・・心配かけて、ごめんね』

ジョ「本当だよ、なかなか戻ってこないからヒヤヒヤしたよ」

フ「次からは1人で行かずに俺らも連れてってくれよ?」

『約束するわ、もうしないから』

3人は1つのソファーで身を寄せ合うようにして座った。
クラルスを挟んで、手を繋ぎ合い、
互いに安心し合うように温もりを感じていた。


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