イナズマイレブン
□ひかり
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くらいくらい。
海の底のような暗さ。
静けさ。
俺の口からぽこぽこと空気が漏れ出す。
1人。
俺は1人だ。
愛されない。
愛せない。
ただ、沈んでいく。
光の届かない、海の底。
俺の涙が、海に溶けた。
ザプンッ・・・
はっとして目を開く。
光が差し込んでいる。
「え、んど・・・う・・・くん・・・」
「ヒロト!!」
君のあたたかい手が、愛が、俺の冷たい心と体を温める。
君は、太陽みたいな笑顔で笑った。
「見つけたっ」
「っ・・・!!」
「大丈夫だ。お前がどんなところにいても、絶対に見つけるから!!」
「・・・どうして?」
「ヒロトが、好きだから!!」
涙が溢れた。
身体が浮いていく。
いいの?
俺も・・・光に触れて。
その言葉に返答するように、君は微笑んだ。
END