仮面ライダー

□ちゅー
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キスはいつも俺から。
名前を呼んで、振り向いたらそのまま口付け。
キスが終わると、アンクは少し顔を赤くしてそっぽを向くから、可愛くていいんだけど、最近はそれじゃあ足りなくなってきた。
「たまにはアンクからキスしてよ・・・」
「あ?」
アンクに後ろから抱きついて、肩に顔を埋める。
「だっていつも俺からだよ?」
「知るか」
はっ、とつまらなそうに鼻で笑うと、スマホを操作し始めてしまうアンク。
そんな態度も好きだけど・・・。
「アンクは俺の事嫌い?」
「・・・・・・うるさいぞ映司、集中出来ない」
「アンク」
スマホを取り上げる。
「おい!!えい「ちゃんと答えて」
「・・・・・・」
俺の真剣な態度に驚いたのか、少し固まった後に、深くため息を着いた。
そして。
ちゅー・・・
少しの間だけ、アンクの顔がドアップになった。
持っていたスマホを奪い取られて、呆然としていると、アンクが部屋を去ろうとした。
去り際に「嫌いなわけがない」と、聞こえた。
「・・・・・・それはずるいって・・・/////」
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