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□Girl
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なぁちゃんはお仕事が忙しかったり、上手くいかなかったりすると私たちのことも不安になっちゃうみたい



そうすると絶対私の名前を呼ぶ




どうしたら伝わるかなぁ…




「まいまいは…」



その続きを言わせないように、でも優しく
なぁちゃんの頬を撫でる




『私がなんでいつもなぁちゃんのほっぺた撫でてるか知ってる?』



キョトンとしてるなぁちゃん



『すごく安心するし、とっても勇気を貰えるの』


『大丈夫だよ? どんなになぁちゃんが不安になっても私がいるからね』




顔を赤くしてコクコクと頷くなぁちゃん。
こんな時、いつも私が話すことがある




『今の私たちは ふたりで1つの時を重ねてるの。私はできる限りたくさんの場面を覚えてたいなぁ〜』




なぁちゃんに伝わったかな?
私がこんなになぁちゃんのこと好きで好きで堪らないこと




「…まいまい」



まだ顔がほんのり赤いなぁちゃんが控えめに名前を呼んでくれた




「なな、まいまいにほっぺ撫でてもらったらめっちゃ頑張れるからな…」


「いっぱい頑張るから…これからもいっぱい撫でてな?」






こんなにかわいいなぁちゃんを前にして私はいつまで聖母でいれるのかな。




いつまででも 私が守ってみせるからね


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