dreamnovel
□ポーカーフェイス
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「まゆ〜」
『なんですか?』
「いつまで敬語なの?」
『…』
(たしかに! )
(まゆっていつも敬語だよね!)
なんてメンバーの声も聞こえる
まゆは携帯を触っているとまいやんからの一言で楽屋はざわついている
「なんでなの?」
『いや、特には…』
そう言ってソファーにいる飛鳥のほうへ歩いて行った
1期生の中でも一番下とはいえ、何年も一緒にいるのになぜかまゆはずっと敬語。
「ねぇ、さゆりちゃん」
「ん〜?」
「まゆって距離あるよね。」
「せやなぁ〜 でもまいちゃんには…」
「え?」
「あっ…ううん!」
まゆは滅多に笑わないし
そのポーカーフェイスはなかなか崩すことができない
6つも下なのにクールでかっこよくて、だけどやっぱりどこか幼くてかわいい
私の中でとても気になる存在
「眉間にシワよってるよ?」
その声の主は奈々未だった
隣にはまいまいもいる
「まゆのこと?」
「ふふっ あのポーカーフェイスを崩せるのはまいやんだけだよ?」
意味ありげにほほ笑む聖母
となりの奈々未も"そうだね"って笑ってる
___私…?___
「んん〜〜〜…」
謎は深まるばかり