07/24の日記
22:30
りりほわ小ネタ
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もしも初代開始の頃にりりほわの夢主が暮らしていたらの話。
いつものことだけど初代ダンテがキャラ崩壊してます。
夢主の名前はリリィです。
「デビルメイクライ」
オヤカタサマァァァァァァッ!
「悪い、今夜は閉店だ」
赤いコートを着た銀髪の男は不機嫌そうに受話器を置く。
「合言葉なしか……ろくな仕事がこないな。まぁ、あいつと遊べる時間が増えるからいいが」
机に自身の足を置くとバイクが大きな音を立てて入ってきた。
「今度は慌てた客か。そんなに大きな音を立てると俺の娘が起きちまう」
男は苦笑いをしながら階段の方を見ると彼の言う通り、娘らしき長い銀髪の少女が目を擦りながら降りてきた。
「んー……どうしたのパパ」
「ほら、娘が起きちまった。リリィ、おいで」
男はデレデレとした表情で娘を膝に乗せた。
「……あなたの娘を起こしてごめんなさいね。あなたがスパーダの息子、ミスターダンテ?」
ダンテと呼ばれた男は娘の髪を撫でながらも目を見開いた。
「お前、どうしてそれを?」
「私は悪魔よ」
「悪魔だって?あんな美女が?」
ダンテは喉を鳴らしながら笑う。
「でもあなたの味方よ。あなたの仇も知ってるわ」
「ほう、なんで俺のことを知ってるかは聞かないが仇のことを教えてもらおうか」
美女はダンテの仇である魔帝ムンドゥスのことを話した。
「私と一緒に来てくれるかしら?」
「……悪いが断る、しばらくリリィと会えなくなるんだろ?」
「そ、そうだけど……恨みをはたしたくないの?」
「リリィと離れるならあいつと戦う気力がない」
「……行ってくれたらあなたの娘に可愛いリボンとワンピースあげるわ」
「よっしゃあ!気合い出てきたぁ!今から行くぞ!」
「リリィ、ひとりになっちゃうの?」
リリィは涙目になってダンテに抱きつく。
「大丈夫だって、1時間で帰る」
ダンテはリリィの頬にいってきますのキスをし、エボニーアイボリーを持って外へ出ていった。
(い、1時間?え?)
美女は困惑しながらもダンテに着いていった。
そしてダンテが早く娘に会いたいためにムンドゥスを最速で倒した数週間後
「リリィー!トリッシュからリボンとワンピースが届いたぞ!」
この前の美女、トリッシュが報酬としてリリィに合うサイズのピンクのリボンとフリルがついた同じくピンク色のワンピースをデビルメイクライに送り、今日それが届いた。
「わーっ、かわいい!着てみるね!」
リリィはダンテの見えないところで着替え、ダンテはニヤニヤとしながら娘が着替えるのを待っていた。
「ど、どうかな?」
着替えたリリィは恥ずかしそうにダンテの前に姿を現した。
「……かわいい」
ダンテはリリィに近寄って抱きしめるとデレデレしながら頬擦りをした。
「く、くすぐったい!」
「もしかしたら俺に髭が生えてきたのかもしれねぇな」
ダンテは苦笑しながら頬を離すとリリィを抱っこする。
「リリィ、今日はお出かけしようか」
「うん!」
(やっぱり可愛い……あいつには感謝しなきゃな)
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