家族日記
□このロリコンどもめ!
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それは、ある晴れた日曜日の朝のこと。事件は藍色の少女が禁断の箱を開けたこと、赤いコートを着た銀髪の男が神浜市に帰ってきたことから始まった。
黒須家、食堂
十四郎「今日は日曜だし、皆のことだからきっと出かけているんだろうな」
アカメ「そうでもないみたいだな」
モニカ「そうね。キャラにアル、エドと幸村は母さんと一緒にサクラーズ見てるし、マリア姉さんは朝食の準備、政宗はまだ寝ていて、アイク兄さんは庭で素振りしているわ」
十四郎「そっか、じゃあ今日は珍しく一家全員勢ぞろいなんだな。ちょうどよかった」
アカメ「どうしてだ?」
十四郎「今日は外国にいる親父が帰ってくるんだよ」
モニカ「まぁ、父さんが決まったのね!」
アカメ「姉さんメタ発言自重してくれないか?」
十四郎「折角だから、晩御飯はバーベキューでも食べに行くか」
政宗「Ha!BBQと聞いては黙ってらんねえな!」
モニカ「うわ、いつの間に起き出してきたのよ」
政宗「細かいことはNo Thank you!それより肉だ肉。今日こそアイク兄貴と幸村に勝って、今日帰ってくる親父とも雌雄を決してやるぜ!」
居間にて
真さくら『行くわよさくらちゃん。魔物に魔法グリーン・ウインドを!』
天さくら『駄目です先輩!グリーン・ウインドは威力が低くてカキーンとNO DAMAGEですよ!』
真『また? なんかこの魔法役に立ってなくない?』
天『雑魚を蹴散らすのには一番じゃないですか』
真『でも肝心のベアードモンスターに効かないんじゃねえ。なんだか涙目になりそう』
オオガミー『泣いちゃ駄目だサクラーズ!くじけずに立ち向かうんだ!』
エド「うーん、まさかサクラーズのおもちゃが大ヒットするとはなぁ」
幸村「さくら殿達はは人気者なのでござるな…」
キャラ「偽物だけどね……そういやこの前サクラーズに仲間増えたんでしたっけ」
アイリ「えぇ、定番の寝返りをしたロリっ子間桐桜ちゃんよ!」
エド「ロリっ子言ったらあかん」
アル「そういえば母さん機嫌いいね、そんなにサクラーズ好きなの?」
アイリ「あら、言ってなかったかしら?今日は海外に行ってたお父さんが帰ってくるのよ」
キャラ以外子供達「キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━!!!!!」
キャラ「……誰でしたっけ」
アイリ「キャラは小さかったからしょうがないわね…まぁ、会えば分かるわよ」
エド「お、いつの間にかサクラーズが敵を倒したみたいだな」
アル「なんかおじいちゃんのフラスコ時代みたいな外見だね……」
化け物『また邪魔したなサクラーズ!』
真『私達がいる限り、この世に悪は栄えないわ!』
天『さあ、さっさと退散しなさい!』
間『もう来ないでくださいね!』
一般人A『そうだそうだーっ!』
一般人B『ありがとうサクラーズッ!!』
一般人C『萌えーっ! ロリッ子萌えーっ!』
間『うう、相変わらずこの視線は苦手です……』
黒アイリ『おのれーっ、覚えてときなさい。必ずや全世界の性犯罪者どもを撲滅してくれるわ、このロリコンどもめ!』
化け物『このロリコンどもめーっ!』
エド「どういう捨て台詞なんだよこれ!?」
アイリ?「傲慢です。あれはベアードモンスターと言って世界中からロリコンを撲滅しようとしてる悪の怪物なんですよ。魔界の者の部下でもあります」
キャラ「ロリコンを撲滅……いい人なんじゃないのそれって」
プライド「とんでもない。『ロリコンどもを撲滅するためにはどうするか。ロリコンどもを倒してもまた第二第三のロリコンどもが現れる。故に、ロリコンどもを撲滅するためには、奴等の愛でる対象であるロリっ子を全滅させればよろしい』というとんでもない思考の持ち主なんです」
エド「極端すぎるわ!」
幸村「変な敵でござるな……」
アイリ「ふぅ……さ、朝ごはん食べちゃいましょう。早くあの人に会いたいし」
アル(乙女の顔だなぁ……)