家族日記
□牛肉コロッケの悲劇
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真宮寺家の夕食
龍馬「さくらよ、そろそろあの野生児と絡むのはやめておいた方がいいぞ」
さくら「おじい様?政宗のことを野生児と言うのはやめてくださいませんか?あなただってヤのつく職業だったでしょう」
一馬(野生児で通じるのか……てか父上ヤのつく職業だったのか……)
若菜「さくらの言う通りですわ。さくらと政宗くんはいい関係なんですよ?ねぇ、お義母さま」
桂「そうね、将来は一馬みたいになりそうだわ」
一馬「私はLet's Party!とか叫びません……私は父上に賛同いたします」
龍馬「儂は心配なのだ。奴はろりこん、と呼ばれているだろう」
さくら「そんなものは噂ですよ。政宗は全く幼女には興味ありません」
龍馬「そんな相手と付き合うなんてわが真宮寺の家名を汚すこと。分かってるのか!?」
さくら「汚すもなにももともとヤ○ザみたいな家でしょう?」
一馬(ついに父上に対しての禁句を言ってしまった!?)
さくら「あ、牛肉コロッケもらいますね」
龍馬「………」
一馬(そして父上の好物である牛肉コロッケを食べられた!?)
龍馬「うぉぉぉぉぉぉぉっ!!はじゃけんせぇぇぇぇぃ!」
一馬「若菜は逃げろ!」
若菜「はい!」
一馬(…こうなったら母上を除いてもう誰も極殺モードの父上をとめられないな……)
龍馬「はじゃぁぁぁぁぁぁっ!」
桂「分かりました!私は実家に帰らせてもらいます!」
桂が指パッチンするとどこからか黒いリムジンが現れ、桂が後部座席にさっさと乗り込むと黒いリムジンは姿を消した。
一馬(あぁ……もう解決策が消えた……)
さくら「お父様、あのジジイは私に任せてください」
一馬「実の祖父をジジイと言うな」
さくらは冷蔵庫から今朝さくらが作ったずんだ餅を取り出した途端
政宗「よぉ、さくら」
政宗がいつの間にかさくらの後ろにいた。
さくら「ねぇ、政宗。ずんだ餅あげるからあのジジイを静かにして。えぇ、好きにやってもいいわよ。そんな簡単に死ぬような人間じゃないから」
政宗「OK!Let's Party!」
六爪を構える政宗。
その後、政宗と龍馬との戦いで食卓どころか真宮寺家を半壊した。
半壊し家の中、頭にコブをつけた龍馬が気絶していた。
さくら「私もずんだ餅食べようかしら」
政宗「一緒に食べようぜ」
一馬(……家出しよう)
その後、グレイル工務店のお世話になった。
ちなみに家出した桂は二日後に何事もなかったかのように帰ってきた。ついでに政宗とさくらとの関係については先のばしとなった。
尾張