story
□La nuit
2ページ/5ページ
案の定兄さんたちは2人とも快諾してくれて、
ライナーは一度家に戻ることになった。
ライナーのお母さんにも良いと言ってもらわないとお泊まり会はできないし、一度も帰らないと攫われたと思われてしまう。
ライナーは一人っ子だって聞いてるし、お母さんというのは心配性なものだ。
買い出しついでにルシ兄さんがライナーと出かけて、僕とファイ兄さんが夕飯の準備をして待つ。
トマト、玉ねぎ、パプリカ、オリーブを切ってオリーブオイルと塩コショウと酢であえたら、あとは今ルシ兄さんが買いに行ってる柔らかいチーズも入れて、茹でたスパゲティにのせたら完成。
準備があっという間に終わってしまって、やることがなくてしょうがないから保存食用のキャベツを切って待ってみる。
ファイ兄さんとキャベツの切り方で言い合っていたら階段からトトン、トトン、と足音がきこえてきた。
ライナーは無事お母さんを説得できたみたいだ