BOOKその1


□酔っぱらい
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Sana side

今日は大好きなダヒョンちゃんと居酒屋に行く







それだけで朝から変にウキウキしてしまう






モモ「サナ今日テンション高くない?」






サナ「サナはいつも高いですぅ〜」






モモ「やっぱり高いやんㅋㅋㅋ今日飲みに行くからやろ?」





やっぱそうなのかな…








いつもは私がベタベタしてばっかりだから…





今日はダヒョンから来るのを待つんだもん!






ちょっとは我慢しないと…







早く夜にならないかな〜♪











その日の仕事も終わり、いよいよ行くことになった






ダヒョン「サナオンニ一緒に行きましょう!」





サナ「んーサナ行かなあかんとこがあんねん。先そっち行ってから行くわ」





ダヒョン「ふーん、じゃあまた後でね!」





サナ「うん!向こうでね!」







実は今日でダヒョンと付き合って1ヶ月記念日だから…







プレゼントを買っていくんだ〜







前ダヒョンが欲しいって言ってたさくらんぼの髪飾り






絶対似合うと思う







髪飾りを買って居酒屋へ急ぐ







もうちょっとで着くよって連絡したら、外で待ってる!だって







着いてみたら、店の前にダヒョンの姿が







髪を下ろして、ワンピースに身を包んだダヒョンは、襲いたくなるくらい可愛かった







今すぐにでも抱きつきたかったけど、今はダヒョンから来るのを待って決めたんだもん






ダヒョン「ほら、早く行こ?」





サナ「待って、サナな、ダヒョンちゃんに渡したいものがあんねん」







そう言ってさっきの髪飾りをあげると、飛んで喜ぶダヒョン








やっぱりあの髪飾りはダヒョンに似合う







サナ「似合う…か、かわいい…」








珍しく私がまじめな感じで可愛いと言ったからか真っ赤になったダヒョンは、「オンニ!早く行くよ!」と言って、行ってしまった








席に座ると、先に着いていたモモとミナはもうお酒を飲んでいて、楽しそうに2人で話していた







モモ「あー!さーたーん!来たんや〜」



ミナ「遅かったな〜」







もう2人とも少し酔っている








サナ「うちらも早く飲もうよ!」






ダヒョン「じゃあ、注文する!」








2人で思い出やらなんやらを話しているうちにどんどんお酒が進んでいく







私は強いけど、ダヒョンはあんまりお酒に強くないので結構酔ってるみたい







サナ「ダヒョンちゃん飲み過ぎちゃう?大丈夫?」






ダヒョン「なに言ってんれすかぁオンニィ、もっと飲めるよぉ〜」






そう言うとダヒョンは杏仁豆腐を頼んだ






でも来た杏仁豆腐を全然食べようとしない






ダヒョン「……」






サナ「どしたん?ダヒョンちゃん?」






ダヒョン「あの…オンニ…」




もじもじするダヒョン





ダヒョン「…食べさせて?」







う、上目遣いは反則だって
しかも酔って赤らめた頬でそんなこと言うなんて…





ダヒョン「オンニィ…ダメ?」





サナ「ちょっと待ってな」






サナ「はい、あーん」







ダヒョン「ん、おいしい〜」



おいしいと言ってニコニコするダヒョンをみて自然と口角が上がる






ダヒョン「もっとちょーだい!」







サナ「う、うん」







ダヒョン「おいしーい!」





絶対に普段のダヒョンはこんなに甘えてこない








食べ終わってからもずっと、「杏仁豆腐おいしかった…」って言ってにっこり笑うダヒョンをずっと見ていたいと思った








ダヒョン「ねぇ、サナオンニ?」






サナ「なーに?」








ダヒョン「だーいすきっ!」







そう言って抱きついてくる







サナ「だ、ダヒョンちゃん⁉」






ダヒョン「もう離さないもーん」







サナ「うっ、うちも!大好きやで!」






ずっとこの幸せが続きますように







end
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