BOOKその2
□不安なとき
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Jeongyeon side
冷や汗とともに目が覚める。はやる心臓を抑え、これが夢だったと気づいた。隣でスヤスヤ眠るサナの顔を見てほっと一息。サナが自分から離れていってしまう夢だった。Domの自分にとっては自分のSubであるサナが離れていってしまうのは耐え難い苦痛なのだ。サナを抱きしめているとゆっくりとサナの目が開いた。
「んぅ….じょんよん?」
『あ、ごめんサナ…起こしちゃって』
「どしたんじょんよな…珍しいやん」
『いや…サナがいなくなっちゃう夢見たから…』
「そうなんや…夢でも辛いやんな」
『うぅ…さなぁ…』
「大丈夫やで、サナは絶対離れたりせーへんよ」
『うん…そうだよね、サナ…』
「そんなに不安なら…glareかけてもええよ?」
『いやそんな…寝起きなのに…』
「ジョンヨン、我慢しやんで」
『…わかった』
「くっ…はぁ、」
『はぁ…さな、さなぁ』
いつもそう。glareをかけているとサナを支配してるという満足感とかで私の方が熱にうかされてしまう。まあglareかけられて口角が上がってるサナもよっぽどだけど。
「んぐぁ、はぁっ!」
ガクッと膝から崩れ落ちたサナを見て慌ててglareをやめた。
『ごめんサナ…やりすぎた…』
「はぁ…じょんよ、ごほーび、ちょうだい♡」
『いいよ、さな、頑張ったね』
そう言って頭を撫でてあげると熱く息を吐きながらピクピクしてるサナ。
「はぁん、じょんよな…」
『ん、ちゃんとSubspaceにも入れたね、偉い偉い』
「んっっ〜はぁっ…はぁぅ、」
すっかり惚けきったサナの頭をゆるゆると撫でてると切羽詰まったような顔をしたサナにその手を掴まれてTシャツの中に入れられる。
『えっ、さな…?』
「ふぁっ、じょんよ、はやくさわってぇ…」
『っ…』
「っぁあ!んんっぁ、ぅあ…」
もちろん普通にえっちすることもあるんだけど、やっぱりSubspaceの時にすると感度がいい。片手で胸を弄って、もう片方の手はお腹を撫でながら少しずつ下に。口は耳元に。
『サナ…』
「んっあぅ…」
『サナ…わたしのサナ…』
Subはこういうのを言われるのが好きとか前どこかで見たけどホント見たい。耳を舐めればピクピクしながら肩を縮こませるサナ。全身が性感帯になったみたいにどこを触ってあげても反応して可愛い声を漏らす。もう準備万端なそこに指を入れればキツいそこは歓迎するかのように指を締め付ける。
「んっっ〜〜ぁ♡はぁんっ、ぁぅ〜っっ」
『さな、すき、だいすき』
「っっあ、じょんよ、イッちゃぁ、っんぁ」
こんな時にしか素直に言えないけど、敢えて日本語で好きを伝えれば嬉しそうに目を細めたさな。一際大きく体を震わせてサナの体がベッドに沈む。
「はぁ、さなも、じょんよん、だいすき♡」
「だから、もう1回♡」
こうやっていつも不安な時に甘えさせてくれるからサナじゃなきゃダメなんだ。サナの優しさに甘えてしまう自分がいるのも分かってるけど…サナがいてくれればそれでいい。
fin
なんか途中から微妙な気もしますが許してくださいm(_ _)mあと短いのも