BOOKその2
□共依存
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Momo side
「平井さん、この資料まとめといて」
私の彼女兼Subは同じ会社の上司のジョンヨン
「ほんまにユ先輩仕事できてカッコええなぁ」
「逆にさーたんは遅すぎひん?」
「あ、いま馬鹿にしたやろ!ももりんだってミスすることあるやんか!」
「2人とも喧嘩してないで早くやりな!!」
「「は〜い」」
ジョンヨンは仕事ができることで先輩や後輩からの信頼も厚い。隣の同期、サナもそうだけど。サナはとりあえずもう少し静かに仕事してくれないかな…
時刻は午後10時を回った頃、他の人はもう帰ってしまい、オフィスには2人きり。
「ユ先輩、これお願いします」
「…」
「先輩?」
何か言いたげな表情のまま突っ立ってるジョンヨンに違和感を感じるのと同時にしゃがみこむから、具合でも悪いのかと思ったらモモの足に頬を擦り付けてくる。
「ちょっ、ジョンヨンここ会社やねんけど…」
「ごめんっ…我慢できなくて…」
体の奥から会社では抑えていたはずなのに、体の奥からふつふつと支配欲が湧き上がってくる
「ジョンヨン、あかんって…誰か来るかもやし、おさえられなくなるわ」
慌てて2人で荷物を片付けて帰る準備を整えた。
「ジョンヨン、『come』」
「っ…いいの?まだ家ついてn「うちももう我慢できひん…ジョンヨンのせいやからな!」」
家について荷物を置くころにはもう我慢の限界で
「ジョンヨン『kneel』」
カーペットの上にぺたんと正座したジョンヨンを見てたら
「っ…ももぉ、お願い…」
すっかり惚けた顔をしているジョンヨンに少しずつglareをかけていく 。満たされていく私の独占欲。かっこよくて、仕事ができるユ先輩のこんな姿、私の下でこんなにも蕩けてしまう姿を見られるのは私だけだと思うとゾクゾクする。会社のみんなも、同期のサナも知らない私だけのジョンヨン。
「っあ、ももっ…『メロンパン』!」
「あっ、ごめん!」
glareから解放されて激しく肩で息をするジョンヨンを見て罪悪感に襲われる。私だけが支配できる優越感に浸っているといつも周りが見えなくなってしまう。セーフワードを言われるまで気がつかないほどに。
「ごめん、ジョンヨン…大丈夫?」
「ももぉ、もっと…」
「っ…あんま無理せんといてな」
「さっきの、きもちよかったから…もう一回…」
「そんな煽らんで…抑えられへん…」
「我慢しなくていいから…もっと…」
惚けた顔でそんなこと言われて我慢できるはずもない。ジョンヨン、あなたのせいだから。
私はジョンヨンじゃなきゃダメなの。
「ジョンヨン、すき」
「わたしも、ももじゃなきゃ…」
何回やり過ぎてしまっても、その度にジョンヨンに甘えてしまう自分がいるの。
そして今日も私はジョンヨンに溺れていく。