BOOKその2

□実は
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Sana side

私には付き合って2ヶ月になる彼女がいる。




私は彼女のジヒョとは第2の性について話したことがない。





今までαの力でβに言うことを聞かせたりしたことが無かったから、誰も私がαだって気づいていない





やろうと思えばβのジヒョに言うこと聞かせることもできるんだけど…






そんなんで付き合っても楽しくないから…




思い切って告白したんだ









で、今に至るんだよね〜





最近はお互いの家でもよく遊ぶようになった。






今日もいつも通り、授業終わりにジヒョのクラスに行ってみると…






何人かに囲まれているジヒョがいた





「ねーこれ発情期なんじゃない?」


「ち、違う…」


「へージヒョちゃんってΩだったんだ〜」


「やばー顔火照ってるし〜」


え?ジヒョちゃんがΩ?



いやそんなことより…



「あんたら私のジヒョちゃんに何してるん?」


「ひっ…」



「ジヒョちゃんになんかしたら許さへんで」


「ご、ごめんなさい」



そういうとみんな怯えた顔で走って行ってしまった



やはりβはαに逆らえない



「さっ…さなって、αだったん?」



「そういうジヒョこそΩやったん?」



そう言ってジヒョに近づくと、何も考えられなくなるほどの甘い匂い



とりあえず隣の空き教室のイスに座らせた





「じ、ジヒョちゃん…ほんまにだいじょっ…」




言葉を遮るように唇を塞がれた



「んっ…はぁ、んん…」



自然と舌が絡まり合う



ジヒョちゃんの咥内は驚くほど熱かった



舌を絡ませるにつれて甘い匂いが濃くなっていき、噛みたいという欲望に支配される




「ジヒョちゃん…噛んでいい?」



「そんなっ、私なんかで…」



「ジヒョちゃんがええねん」




「っ…サナ、お願いっ…」




私は欲望のままに汗が滴るうなじに歯を立てた




end





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最近オメガバースにどハマりしたので、自分でも書いてみることにしました。結構システムが複雑で難しいですよね…もっと増やしていきたいです!ありがとうございました‼


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