BOOKその1
□幸せ
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Mina side
彼女のジョンヨンは仕事もできてカッコよくて優しくて…好きなところをあげていったらキリがないけど、とにかく非の打ち所がないとはこういう人のことを言うんだと思う。普段見せる大人なところが学生と社会人の差を感じるところでもあるんだけど。今日もいつものようにご飯を作りながらジョンヨンが仕事から帰ってくるのを待つ。エプロン着ておかえりって言うのはなんだか夫婦みたいで恥ずかしいけど…この時間が幸せなんだ。時計を見ればもう8時半を回ったところでそろそろかと思っているとドアの開く音がした。いつもはすぐ玄関に行くんだけどちょうどパスタを茹でてたら沸騰しちゃったから火を弱くして、タイマーかけて…いざ玄関に、と思ったけどドアが開いたきり音がしない。え?不審者?と思い恐る恐るリビングのドアを開けると、玄関に俯いて立ち尽くすジョンヨンの姿が。
「ジョンヨン、おかえり…どうかしたん?」
顔を上げたジョンヨンの目には涙が光っていた
『ううっ、みなぁ…』
「え!?ジョンヨンどうしたん?」
フラフラと近づいてきたジョンヨンは私の首に顔をうずめて泣いている。いまいち状況が掴めないまま自分より背の高い彼女を抱きしめて背中をさすってあげた。話を聞くと仕事でミスをしたらしい。そんなに大きなミスではなかったが上司にこっぴどく叱られたらしい…
「つらかったなぁ…私にできることなら何でもするで」
深い意味もなく、優しさから出たこの言葉。この後こんなことになるとは思わなかった。
『じゃあ癒しをちょうだい』
そう言ってキスをしてきたジョンヨン。舌を入れられれば自然と絡まる。
Jeongyeon side
何でもしてくれるって言うからミナを抱いて癒されようと思いキスをした。抱きついたままキスをしてると歯列をなぞり舌を絡めるだけでピクピクしてるのが伝わってくる。肩を押され離れると不規則な息をしながら真っ赤な顔のミナ。
「はぁっ…じょんよ、するの?」
『当たり前じゃん、もう止まんないよ』
「疲れてないの?」
『ミナの可愛い姿見てれば疲れなんか吹っ飛ぶよ』
恥ずかしかったのかキスをしてきたミナ。わざわざ心配してくれるところに愛を感じて幸せな気持ちになる。そのまま手探りでエプロンの下のTシャツに手を入れれば相変わらずお腹や背中をを撫でるだけでビクビクしているミナ。感度が良すぎて何回抱いても飽きることがない。
「ん…ジョンヨン、はやく…」
『はやく?何して欲しいの?』
「はやく、触って…」
消え入りそうな声でそう呟いたミナは私の手をするすると胸に導く。可愛くおねだりもしてくれたしお望み通り触ってあげる。ふにふにと柔らかい感触を確かめてるだけで声を漏らすミナはやっぱり感度がいい。既に硬くなってる頂点を摘んで上げれば嬌声を上げる。
「ひぁぁっ、んっ…」
『感じすぎだよ、ミナ』
「んぁぁはっやく、したもさわってぇ」
そのままショートパンツと下着を下ろして触ってあげようと思ったんだけど…何でもするって言ってくれたしたまにはいいよね?
すべすべの太ももに手をかけ股を開かせる。抵抗してるけどすっかり惚けてしまったミナは力が入ってない。既に私を求めてヒクヒクと動くそこを眺めていると奥からトロトロと溢れてくる。
「じょんよなぁ、ダメ…見ないで…」
『ミナ、すごいよ…どんどん溢れてくる』
「おねがい…はやくぅ…」
『じゃあ、お望み通り…』
元はと言えばこのために脚を開かせたんだった。蜜の溢れるそこに舌を這わす。垂れる蜜が勿体なくて一滴もこぼさないように念入りに舐めまわした。
「んんっ、じょんよ、あかんて!」
『ひもひい?ミナ』
「だめやって、きたなっ、いから」
『そんなことないよ、甘いし』
「そこ、でしゃべらっ、んっ、といてぇ…」
ぷくっと充血した膨らみを上唇で刺激しながら中に舌を入れれば顔を脚で強く挟まれる。限界が近いのだろう。流石に痛いから最後は手でしてあげようと思い、顔についた愛液も拭かずにキスをした。
「んっ、くあっ、イッちゃぁ」
『ミナ、愛してるよ』
より一層早く指を動かせばビクッと身体を震わせた。息を整えてるミナをお疲れ様の意味を込めて抱きしめた。
「はぁ、じょんよな、すき」
『ごめんねミナ、急に』
「ううん。疲れたり辛かったら甘えたらええねん」
『ミナ、ありがと。一緒にお風呂入ろっか』
「うん!あのさ、ジョンヨン」
『ん?どうしたん?』
「大好き」
そう言って照れ隠しか私の胸に頭をうずめるのがどれほど可愛くて癒されるか分かってやってるのだろうか。分かってるんだったら相当な策士だ。
『私もミナが大好き』
そう言って胸に頭をうずめるミナを抱きしめればお互いの温もりがじんわりと感じられて2人の心は幸せでいっぱいになった。大好きな人と食べると伸びちゃったパスタでも幸せ。