BOOKその1


□知らなかった、こんなの
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Tzuyu side

何でこんなことになったのだろう



『はぁっ、さなぁ!だめぇ…』

「じよちゃんもうイッちゃうん?可愛ええなぁ」

『あっ、もうっ、、、むりっ』
















事の発端は20分くらい前、今日の仕事は私とサナオンニ、ジヒョオンニの3人だけ早く終わった。本当はチェヨンと一緒に帰りたい気持ちもあったけど、私も疲れてるし今日は先に帰らせてもらおう。先に宿舎に着いた私は、サナオンニ、ジヒョオンニ、チェヨンと同じ4人部屋に戻り荷物を整理していた。しばらくすると帰ってきた2人の声。2人でこの部屋に来るのは分かっていたからたまにはちょっとビックリさせてみようと思ってベットの後ろに隠れることにした。



「ツウィやーただいまー」


『あれ?ツウィまだ来てないのかな?』


「ツウィの靴ないからそうかも」


そういえば帰りに水溜まりに気付かなくて靴を濡らしちゃったからベランダに干しておいたんだった。偶然だけどドッキリには好都合。2人が入ってくるのを今か今かと待ち構えていた。
ガチャっとドアが開く音がしてベッドの影から飛び出そうとしたその瞬間、聞こえてきたのは…



「っふ、はぁ…」

『んん…さなぁ…』


???この音は???キス、してるよね?
ジヒョオンニとサナオンニが付き合ってるのはなんとなくわかってたけど、まさかキスの現場に遭遇するとは思っていなかった。もちろん深い方のやつ。出るタイミングを失った私はバクバク言う心臓を抑えて息を潜めることしか出来なかった。そのうち2人はベッドでいわゆる恋人の営みというものを始めちゃって…いよいよ息を殺して隠れてるしか無くなった。





『はぁ、はぁ…』

「今日もじよちゃん可愛いかったなぁ」

「もう!ほんとに!ツウィ帰ってきたらどうするつもりだったの!!!」

『え?もうツウィおるけど』


[えっ!? ]

しまった。急に名前を言われてビックリして声が出ちゃった。

『えっツウィ!いつからいたの…』

[サナオンニ気づいてたんですか]

「サナは初めっから気づいてたで」

『え…ツウィ初めからいたの…』

[ごめんなさいジヒョオンニ…びっくりさせようと思って隠れてたら…]


[と、とりあえずオンニ達服!服着てください!]

ジヒョオンニは慌てて服を着ようとしてたけど、サナオンニは一向に服を着ようとしないで

「なにー?もしかしてツウィ照れてるんとちゃうん?チェヨンとそういうことせえへんの〜?」

[べ、別にしたこと無いわけじゃない…けど…]

私たち2人は前にそういう雰囲気になった時、お互い初めてでよく分からなくて、結局最後まですることが出来なかった

「けどなんなん?ツウィ。言うてみーや」

[い、いや…なんでも…]

「あーわかった!イカせられへんのやろ!」

『サナ…何言ってんの…』

1発で核心をついてくるオンニに何も言えずにいると…

「え…図星なん?」

[からかわないでください、オンニ]

「ならオンニが教えたるよ」


次の瞬間、目の前にはサナオンニの顔が。思い切り深いキスをされて、舌で口内を蹂躙された。舌を舐められ、歯列をなぞられ、息が苦しくなって肩を叩くとやっとサナオンニは離してくれた。

『ちょっ、サナ!何やってんの!』

「じよちゃんも上やりたいと思わへん?やったらべんきょーせなあかんで〜いい機会やないん?」

『そ、そんな…』

そんな会話に反論する余裕もないくらいに溶かされてしまった私。こんなのダメだって思っていても、さっきのキスの気持ちよさを忘れられない自分もいて…

そうこうしてるうちに止める機会を失ってしまった。またサナオンニにキスをされる。舌を入れられ、余裕が無くなってきたところで意を決した顔のジヒョオンニがTシャツを捲り胸を触ってきた。

「じよちゃん、いつもサナにされてることすればええんやで」

胸の頂点を摘んだり、手のひらで擦るようにしてきたり、様々な刺激を与えられることでなんか変な気分になってくる。たまにぎゅっと摘まれたときに思わず声が出そうになった声はサナオンニの口に吸われていく。


キスをやめたサナオンニは今度は耳を舐めてくる。そしてジヒョオンニは完全にはだけさせられたTシャツの下で私の胸に口を寄せた。Tシャツを1番上まで捲り上げられ、下着を上にずらされ胸を舐められる自分の姿をみて、とてつもない羞恥心に襲われる。イケナイことをしているという自覚がより自分を興奮させてしまっているという事実から逃れることが出来なかった。少しでも漏れる声を抑えようと両手で口を抑えるのが精一杯だった。

[んっ…くっ]

「苦しいなら我慢せえへんでええのに」

『ツウィ、気持ちいい?』

[そっ…こで、喋らないで…]

「雰囲気が大事なんやで〜あとは相手の好きなとこを責めてあげるのもな〜例えば耳とか」

耳元で喋るオンニの吐息が脳を痺れさせるような気がした。2人から与えられる刺激が脳に、体に痺れて下を熱くする。無意識に太ももをすり合わせていた。

「どうしたんツウィ〜もうした触って欲しいん?」

なんの前触れもなく、ジヒョオンニの指が私のそこにあてられた。突然の刺激に声が出てしまうと、それをいいことにグリグリと弄られる。
自分でも濡れているのはわかっていたが、自分から出る水音にさらに恥ずかしさが増していく。

『ツウィのここ、すごい溢れてくる…』

「あーじよちゃんずるい…サナが先に触りたかったのにー」

次第に声を抑えることもままならなくなり、気持ちよさが体に溜まっていく。

[ふぁっ、だめっ…]

「そろそろイキそうやな」

[やぁっ、みな…いで…]

最後に強くグリッとされて一気に何かが弾けた感じがした。強すぎる快感になにも考えられなくなり、勝手に痙攣する身体を止めることは出来なかった。

呼吸を整えていると、サナオンニに指を挿れられる。思わずオンニの手首を掴んだ。

「どうしたんツウィ、怖いん?」

こっくりと頷くと、「まあ初めはそうやんな」といって、口を塞がれた。舌に意識を持っていかれているとその間に指をいれられた。最初は圧迫感があって苦しかったけど、徐々に気持ちよさが勝ってくる。

「じよちゃんもやってみる?」

恐る恐ると言った感じで指をいれてきたジヒョオンニ。

「お腹側にザラザラしてるとこがあるやんか」

私の中を探るように動く指に声を出さずにはいられなかった。そしてオンニの指がある場所に当たったとき、今までにないくらい強い快感に襲われた。

[ひぁぁっ、]

「あ、そこやな、そこいっぱい触って」

『う、うん』

[んんっ、はぁぁ…]

強すぎる快感に耐えきれず目の前のサナオンニの肩を掴んだ。さっきと似た上り詰めるような快感に息もできない程だった。

[はぁっ!あっ、んんぁ…]

「またイキそうやな、イクときはイクって言った方が気持ちええんやで」

[おんにぃ、、イッ…くっ、]

さっきよりも強く震える身体。制御の効かない身体にはくはくと息が上がる。







後処理をオンニ達が済ませてくれた。想像以上に疲れる行為に驚きつつ、チェヨンに対する罪悪感、背徳感もあったけど拒否できなかった自分もいるわけで…

「これでツウィもチェヨンにしてあげられるな」

[はい…]

『気にしないの!チェヨンのためだから』




ビックリさせようと思ってて行為の現場に遭遇しちゃったときはどうしようかと思ったけど、その後のことは更に予想外だったなぁ
不本意だけどやり方を知ったし、今度チェヨンにもしてみようかな…

そんなことを考えながら、いつか来るチェヨンとの行為を想像して胸を踊らせていた。









最近更新できてなくてすみません…精進します…


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