BOOKその1


□1日遅れのプレゼント
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Jihyo side

今日は2月1日


でも、今日は朝から晩まで収録だった


忙しすぎて自分の誕生日なんか忘れてたのに


ミ「ジヒョ!誕生日おめでと!」


ツ「ジヒョオンニ〜誕生日おめでとうございます!」


モ「ジヒョや〜今日誕生日やろ?」



みんなプレゼントくれるけど


一番欲しいのはサナからなのに


なんでサナだけいないの?


ジ「ダヒョン、サナは?」


ダ「あ〜サナオンニもう寝ましたよ。何かあったんですか?」


ジ「ううん、ありがと」


そんな…


もう寝てるの?


サナからももらえると思ってたのに…


せっかく今日はサナとの2人部屋なのに…


部屋に入ると聞こえてくるのはサナの気持ち良さそうな寝息


今日忙しかったしサナを起こすわけにもいかないもんな…


私は諦めて目を閉じた






目を覚ますと、珍しく私より早くサナが起きていた


サ「ジヒョ…おはよう…」


サナの頬には涙の跡がある


サ「ジヒョや…あんな、プレゼント買ったんにな、みんなと被ってもうたん…」


サナは今にも泣きそうだ


たまらず抱きしめる


ジ「泣かないで、サナ。あげようと思ってくれただけでも嬉しいから」


もらいたかったのは山々だけど


サ「サナじゃあかん…?」


ジ「同じのでもサナからもらえるのが嬉しいんだよ!」


サ「いや、違くて…」


ジ「え?」


サ「サナがプレゼントじゃダメ…?」


ジ「えっ、うそ…」


サ「サナと付き合ってください!」


サナは耳まで真っ赤


ジ「ううっ、サナ…私もサナの事が好き…」


サ「ちょっ、泣かんといてや〜!」


1日遅れだけど、今までにない最高のプレゼントだったよ


サナの誕生日には何をあげようかな…





end


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