BOOKその1


□わからない
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Jihyo side

ここ最近、MVの撮影やら番組収録やらが多すぎて、疲れがたまってる







今日を乗り切れば明日は久しぶりの休みだ






リーダーとしてメンバーに弱いところは見せられないし







今日も頑張ろ〜







そして番組収録が終わり、解散になった






なんだか体が重い







今日の夜はツウィと同じ部屋だ







どこぞのイタズラ大好きなオンニと違って真面目なマンネだから安心できる







ご飯とお風呂も済ませて、部屋での自由時間になった







隣の部屋ではサナやナヨンオンニが騒いでいる






なんか、一気に疲れが出たみたいで、ベットに座ってるうちにウトウト…






ツウィ「オンニ、顔赤いよ?」







ジヒョ「なんかだるいんだよね…熱あるかも…」






ツウィ「え⁉ほんとに?」





そう言うとツウィは自分のおでこを私のおでこにくっつけてきた






ツウィ「あーやっぱり熱あるかもね」






そう言ってツウィは冷えピタとかを取りに出て行った






急におでこくっつけて来たからびっくりした…






その夜はツウィが看病してくれたおかげで、一晩寝てたら熱は下がった




ツウィ「やっぱりリーダーって大変だよね」





ツウィ「いろいろ任せすぎてた気がする」







それからというもの、ツウィは撮影や収録のあと、いつも隣にいてくれた






疲れてる時に隣にいてくれる人がいるっていいなぁとつくづく思う






この気持ちはなんて言ったらいいんだろう







…わからない







最近はツウィと話すだけでも緊張しちゃう自分がいる






どうしちゃったんだろう、私







誰かに相談してみようかな







ちょうどサナが来るのが見えた

ジヒョ「おーい、さなやー」


サナ「ん?どしたん?」





私はサナに全てを話した





自分のよくわからないこの気持ちを






サナ「ジヒョちゃん…」




いつになく真剣な顔のサナ




何を言われるんだろう…





サナ「それは、恋でしょ!」







え、



ええええええ






ジヒョ「ツウィは女の子だよ⁈」






サナ「だってー、そんな気持ち絶対恋やもん!」





サナ「ジヒョちゃんもついに恋か〜!(笑)」






ジヒョ「うるさいわ(笑)」






恋か…



恋ねぇ…




でもツウィだよ?





やっぱりわからない…






サナ「まあ、頑張りや〜」

そう言うとサナは、おひょおひょ言って去っていった






ツウィに言ってみようかな








あ、じゃあ冗談っぽく聞いてみよう





2人きりの時を見計らって…



ジヒョ「ねぇ、ツウィ?」





ツウィ「何ですかオンニ」





ジヒョ「も、もし私がツウィのこと好きって言ったらどう思う?」





ツウィ「え、まさかオンニ…」





ジヒョ「い、いや!ただ聞いてみたかっただけだから!」






ツウィ「…」




ジヒョ「ん?なんて言ったの?」






ツウィ「そんなに否定しなくてもいいじゃないですか」





ジヒョ「え?」






ツウィ「じゃあ、私がオンニが好きって言ったらどうですか?」





ジヒョ「え⁈…えーっと…」





ツウィ「言わなきゃわかんないですよ?」






そう言って意地悪な顔で笑っている





ジヒョ「え…私は別にいいけど…」






ツウィ「じゃあ付き合おうよ」






ジヒョ「ふぇっ⁈」
変な声が出た





ツウィ「…いい?」






ジヒョ「…本当にいいの?」






ツウィ「冗談でこんなこと言うと思う?」





ジヒョ「じゃあ、本当に…」





ツウィ「よろしくね!オンニ〜!」





ジヒョ「ヤダって言われたらどうしようってずっと思ってた(笑)」





ツウィ「そんなわけない!」






慌てて否定してくれるのが嬉しかった






これからもこの時間が続きますように







end
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