BOOKその1
□夢
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Chaeyoung side
仕事帰り、夜の細い路地を1人で歩く
向こうから角を曲がってくるフードを被った男
その手に握られていたのは…
…ナイフだった
怖さと驚きで体が動かなくなる
その男がナイフを振り上げ、首に刺さる瞬間に…
…気がつくと自分は家のベッドにいた
「なんだ、夢か…」
汗でびちょびちょになったパジャマを着替えて、会社に向かう
「はぁ…」
「どうしたのチェヨン、暗い顔して」
そう心配してくれるのは上司のジョンヨン部長
「ちょっと朝怖い夢見ちゃって…」
「チェヨンにもそんな事あるんだね〜」
と言って笑う部長
ジョンヨン部長は仕事が早く、みんなからも信頼されている
同性の私からみてもカッコいい
ジョンヨン部長の一言で午後も仕事がんばれたかな…