小説1
□序章 数日後
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≪≪５日後≫≫
こないだ 言うても えー おとといのことですわ
後輩芸人にな えはっし―てのがいてるんやけど こいつと東京のテレビ局の近くのうどん屋で一緒になりましてな で えー なんやこいつが 動画見ましたか？動画見ましたか？ってうるさくいいよってきまして 何の動画や 聞いたら 師匠の好きなももクロの動画ですわ つーて そりゃな あの子らとは一緒に仕事とかさせてもろて 確かにいい子たちとは思いますわ けどな そんなな 常にももクロが今日何やったとか、どこ行ったとか そんな追っかけみたいなんはしてへんちゅうに せやろ それでも 動画見てください 笑えて泣ける動画ですから ってもううるさくいいよんねん 意味わからんわ なんでもな えーと なんや「ももクロ ライブ 終了後 神対応」で検索せえ言うから 今日な大阪へ帰りの新幹線で見たったりましたわ
えー ユーチューブっての？のってましたわ なんやろな あれ 三日くらい前に投稿？ アップいうんか？しらんがな その動画なのにやな もう何十万人も見はってて やっぱりあの子らすごいなあ で え― どんな内容やいいますとな これ言ってもええんか？ まああれや 聞きたない人は今すぐラジオ消しなはれ
で、なんや ライブが終わって もののふいうの ももクロのファンの人たちが帰るんやけど 何万人？ え？３万人ですって こんだけの人 いっぺんに出されへんから そらそやろな 少しづつ帰さすんやって なんや規制退場とか言うらしいですわ え― それでですわ 最後の人らは寒い中 何十分も待つんやって そんなんよう我慢出来んわ せやろ そこへももクロや またメンバーがステージに戻って来たんですわ