小説2

□覚醒
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それから、れにと詩織が朝食を作り、起きてきた子供たちと一緒に朝ご飯を食べる。
取りあえずの練習がてら、神父さんには悟られないように過ごすも我慢できず、にやついてしまう夏菜子とれに。それを注意する詩織と彩夏。


子供たちを学校に見送り部屋に戻ると、昨日もらった名刺の番号に電話をかけてみる。
夏菜子では心配と意見が一致し、彩夏が対応をする。

朝早くの非礼を詫び、モノマネでもいいのからと意思表示をする。親への説明の前にもう一度会いたい旨をお願いし、今度の土曜日に会う約束を交わす。


急いで準備をし、神父さんのオートカーでスクールへ向かう3人を見送ると、れには腕まくりをし洗濯物を干し始める。

自然と口ずさむ軽やかな歌声が爽やかな風に吸い込まれていった。


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