Happy song
□The secret of happiness
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「やぁ！チョンジョングク！！」
『...何ですか』
顔を真っ赤にして怒っているような
ジミニヒョン
「お、ま、え、さ、あ！！！」
『...一気に要件言って貰っても
良いですかね？』
「お、れ、の！！！！」
『...だから』
「みたらし団子食べたろ！！」
あぁ、それで怒ってるのか。
『食べましたよ？』
「...そうもはっきりされると
怒る気もしないわ」
『あれ、怒らないんですか？』
「...何？怒って欲しいの」
怒って欲しい、なんて言ったら
ヒョンは変な奴だって
言うのかな。
「...怒らないならラッキーです」
はぁ、我ながら可愛くない。
ものの30分前は、わくわくにやにや
しながらみたらし団子に
手をだしたのだけれども。
ジミニヒョンが僕に意を向けて
くれるかもしれない。
部屋に来たら素直に
『ごめんなさい』
『ジミニヒョンに来て欲しくて』
って言うんだって決めてたのに。
『...はぁ...』
《可愛くないなぁー》
『！？ ...ジニヒョン』
Jin「素直にって言葉知ってる？」
『からかわないで下さいよ』
Jin「伝えたいこと伝えとかないと
後悔することになるよ？」
『...後悔』
Jin「ジミナ、テヒョンのとこに
走っていったよ？？」
『！！！』
唯一と言って良いほど
天敵だと思っているテヒョニヒョンの
所に走っただと...？
言葉にするより先に
足が動いた俺に
《ぶはっ！！うける！！》
っていうジニヒョンの声が
聞こえた気がするけど
そんな場合じゃない。
『ジミニヒョン！！！』
「！！っビックリした！！」
『...あ？...あれ？テヒョニヒョンは？』
「...は？テヒョン？...あいつなら
買い物に行ってるけど？？」
『...え』
...やられた。
「...グガ？」
『あ、いや、何でm』
Jin「愛しのマンネから話があるってよ？」
睨み付けてやっても
緩んだ口元は戻らないらしい。
「話って？？」
『いや、あの...』
乗せられた感半端ない。
でも、ジニヒョンがくれた
チャンスだ。
こう、誰かが背中を押してくれないと
行動できない自分に
嫌気が差してくるけど...
『ジミニヒョン...あの...みたらし...』
「知ってるよ？」
『...へ？』
そういうジミニヒョンの手には
新しいみたらし団子。
「食べられたくないもの、
あんな所に置かないでしょ」
『...！！！！』
全てを察して、急に恥ずかしくなる
つまり...最近素直になれない俺に
わざとジミニヒョンはみたらし団子を
置いた、と。
俺の考えることがジミニヒョンには
筒抜けだったと。
『はあぁああぁあ』
「うわ、盛大なため息！幸せ逃げr」
ジミニヒョンが言い終わる前に
強く抱き締める
「ちょっ！グガ！！」
『幸せが逃げるんでしょ？
なら捕まえておかなきゃ』
「...ふふ、やっと素直になった」
『...ぷは、やっと笑った』
このあとジニヒョンに隠れて
唇を重ねたのは...
二人だけの秘密。
END