リボーン短編夢小説
□漆黒と蒼とE
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――ギッ…ギシッ――
怪しい実験室から聞こえるのは、科学者ヴェルデが漆黒の青年を組み敷く音。
「…っ…」
「一声くらい、聞かせて、くれても、良いだろうっ…」
唇を噛み締め声を殺す青年にヴェルデはムッとしながら逸物を青年の秘孔に打ち付けた。
青年の瞳が自分を映していない事が腹立たしかった。
薬を利用してでも、青年の瞳に映りたかった。
バァンッ!
「!?」
開かれた扉にはっとしたヴェルデが顔を向けると、そこには青筋をびきりと首筋とこめかみに浮かべたコロネロがいた。
「ヴェルデ…」
「こ、コロネロ…」
ひやり、と額を冷や汗が伝う。
ビシバシ殺気が伝わってくる。
ドカッとコロネロに蹴り飛ばされ、組み敷いていた青年はコロネロの腕の中におさまった。
「…ユウキ?
解るか、俺だコラ」
「あ、コロネロぉ、…」
ユウキは目の焦点が合っておらず、コロネロはチッと舌打ちをした。
「薬使われたかコラ…」
「はっ…コロネロ…」
熱っぽい声音で名を呼ばれれば、ゾクリと肉欲が鎌首を擡げる。
ヴェルデをチラと見れば、頭を打ったか伸びている。
「…ユウキ、どうして欲しいか言えよコラ」
「っうぅ…」
意地悪な笑みを口端に浮かべて耳朶をカリッと噛んだ。
「言ったら、その通りにしてやるぜ?」
「っ、コロネロ…シて…」
ユウキが言うなり、コロネロは己の逸物をユウキの秘孔に突き入れた。
「ぅあぁぁあっ!」
「っは…すげー締め付け…」
待ち望んでいたかのようにギュウギュウ締め付ける秘孔にコロネロはペロリと舌なめずりする。