暗部総隊長の美貌(小説)

□さようなら※
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―ごめんなさい―

―さようなら―


それは、果たして誰が呟いたのだろうか。
血に濡れそぼつ、深い深い海の中。
金色の少年が、群がる鮫に食いちぎられていた。
少年の瞳には、深い後悔の色。




―置いて逝ってごめんなさい―


「すまぬ…ナルト…。
必ずや、仇は取るからの…」


死に逝く少年、ナルトの腹に居る九尾の妖狐、クラマは呟いた。


「後少しで、妾は自由だ…その時が、終わりだ木の葉よ」


クラマは憎々しげに言った。
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