『キャラクター別・課題台詞』
○アナスターシャ
語り「時は紀元前5000年、アラセルバ王国と言う莫大な資産と領地を持った王国が存在しました。アラセルバは300年続く都でいつの時代も変わらずに王子の頃から厳しく凛とした教育を受けた立派な聖君の元、平和な国が成り立ってきました。そして、アラセルバ王国第12代目国王・メディオスにも二人の王子が誕生しました。一人はイプスハイム、もう一人はイプスハイムより15も年下の弟、ティオフェルと言いました。二人とも器量がとても良く、美しい王子に成長し、長男であるイプスハイムはその頭の良さと明確さから将来の聖君を国民から期待されていましたが…イプスハイムは元服を迎えると共に人が変わってしまい、女遊びはするわ、酒には溺れる、賭博はする…何とも言えない放蕩息子となってしまい、それに怒った国王はイプスハイムを勘当し南方の邪馬台国と言うところに追いやってしまった。さて、では後継はどうなるのか?そんな話が持ち上がった頃にイプスハイムの弟、ティオフェルが生まれました。そして時は流れ、王子は軈て12歳の可愛らしい少年になりました。国民はこのティオフェルに国の将来を期待していたのですが…」
「そうです。私は呪いがかけられたせいでインコの姿にさせられてしまい、それから今まで死ぬことさえ出来ず王宮でひっそり暮らして参りました。そんな中あなたがお生まれになり、鳥を心から愛してくださる心優しい王子の元私は暮らしながらいつの日かあなたが私を助け、そしてアラセルバを守ってくださると信じておりました。」
「王子、まさに近年がその時です。時は参りました。今こそあなたが王子として立ち上がるとき。」
「何千年に一度、流星群と金環日食が重なる日があります。その年に大きな戦が起こり、その後何事もなかったかの様に国は統一され平和になるのです。全てが終わるのはその時です。王子、金環日食のあるその日にここで儀式を行いなさい。」
○柳平麻衣
「あーあ、本来なら今頃はもう縄文祭りなのよね。キィィィッ悔しい!この日のために折角貯めたのに…キィーッ悔しい!」
「あんたバカ?」
「確かに私たちは尖り石付近から来たって行ったわ。日本から来たとも行ったわ。それの何がおかしって言うのよ?日本国長野県茅野市豊平地区の尖り石縄文公園でしょうに!」
「お望みなら何度だっていってやるわ。このバカ王子!」
○小口千里
「そんなの分かってるよ!でも、僕も王子様のお役に立ちたいんだ!初めは王子様の身代わりでお城の留守番するだけで怖かった。それまでは本当に弱虫な僕だったんだ。でも僕はここに来て王子様のお陰で強くなれた!だから死んでも生きてもこの戦で恩返しをしたいんだ。僕なんかダメダメで戦力なんて少しもないけど、王子様のお力になりたい!アラセルをお守りしたいんです!!」
「冷たい…(ワッと泣き出す)何で?何でさ?どうして僕を置いて先に逝っちゃうの?君たち無しで僕はどうやってアラセルバで生きていけばいいのさ!?僕は、千里はまだここで生きているんだよ!!」
「君が出来ないって言うんなら自決します…いざっ…さらば!」
○岩波健司
「だーでーっ、やめろってんだろうに!!二人とも何がそんねに気に入らねぇーんだよ?」
「うっそだろ!?あのばか野郎!」
健司「あのバカっ!勝手にしろ!あんなやつ知るかっ!帰りたくなきゃ一生ここに残ればいいだろ!!一生そいつと一緒にいりゃいいだろう!」
○エステリア
「嘘を申せ!その様なことをいって私たちを安心させておいてから一気に攻め混むつもりだろう。」
「無駄だ。私を見くびるな!こう見えても私は武家出身の女、覚悟は出来ているわ!わぁぁっ!」
「何をおっしゃいます王様。あなた様は一国を担うアラセルバの王様ではありませんか、その様にお弱くなってはいけませんわ。」
「ルル…可愛らしいお名前。王様らしいですわ。」
○クレオ
「おのれブブ、私の一人息子に…許せんっ!!」
「王様!ティオフェル!」
「そうやって、あなたはいつでも勉強をサボっては遊んでいるではありませんか。あなたは普通の男の子じゃないんです。一国の王なのですよ。それは忘れませんように。それに…」
「あなたは戴冠式の日に、自身がロミルダであることを告白し、これからはおなごの格好はしない、変装して町に繰り出さないと約束をなさったじゃないですか。」
○メデア
「ティオフェル様はお優しいのですもの、こう言った困った方を放ってはおけないのですわ。(クスクス)」
「そうお怒りになられませぬよう。王子様は可愛らしい姫様には気むずかしそうにお接しになられつつも、お優しく…」
「まぁ、それは誠にございますか王子様?今でしで毎晩の様におねしょをされているではありませぬか。」
○マリシュカ
「お前こそ黙れマルキ、あれは邪馬台国を捨て敵国の民となった女、血の繋がった家族であろうと今や憎き敵同然。」
「今は今、昔は昔。今と昔ではなり生きも状況も違う。変わったのじゃ。あんな者もう勘当だ!一族でもなんでもないわ!!」
○マルキー
「一体アラセルバが我が邪馬台国に何をしたと言うのです!?」
「しかし母上、数年前まではアラセルバとも友好を築いていたではありませんか!なのに今更何故…」
「そ、そんなやめろブブ!それはあまりにも薄情と言うものだろう!エステリアは我が妹!邪馬台国の者ではありませぬか!!」
○ポテト
「そ、そそそそそんなの私だってそうだわい!おえぇ気持ち悪い。こんなやつと私は…」
「おぉ、こんなところであなた様にお会いできるとは!なんと言う光栄!」
「さぁ、今日こそご身分とお名前を私にお聞かせくださいませ。あなた様は見たところ、どうやら普通の町娘ではないようです。」
○ペドロ
「よって聖君とは、民の事を思い民を第一に考え、民のために最善の…(ティオフェルを見る)」
「王子様!!聞いていらっしゃるか!!」
「王子様はこの国の君主となられるお方ですぞ。」
「王子様が昼間おサボりになられるから、こうやって補修をしなければならないのです。もうすぐ試験も近いのですよ。戦術のお稽古もしなくてはなりません。」
「王子様!そんな事でどうやってこの国を守っていけます!?」
「(やれやれ)ティオフェル王子様にも本当に困ったものだ。」
○アデレ
「お前さん、あんなところ危ない。可愛い女の子が一人で行く様な所じゃない。」
「団栗のお餅だよ。今ここらじゃとても人気なんだ。お代はいらないよ。あんたにゃ特別だ。」
「おやおや可哀想に、どうしたって言うんだい?よしよし…泣くのはおよし。」
「そんなことが!まだこんなに幼いに気の毒なことだよ…邪馬台国ってとこはなんつー国なんだろうねぇ。わたしゃ大嫌いなんだよ。ほらお嬢さん、もう泣いちゃいかんよ。ドングリ餅をお食べ。気を付けてお行き。」
○リータ
「また王様と麻衣様の事を考えていたんだろ?」
「んじゃ王様にお話しするかい?クレオ様からのお罰し覚悟で…」
「本当さ。嘘だと思うんなら確かめてごらん。」
「アッコルントルタという店に匿われているらしい。」
○ツェルナ
「王様はお早く宮殿にお戻りください!麻衣様は何処か遠くにお逃げになってください!」
「クレオ様が護衛達を派遣し、町中をケト村まで範囲を広げて王様と麻衣様を探しておいでです。」
「そんな事を恐れて誰が王様のお側にお遣いできましょう?もしも王様がお苦しみになるのでしたら私も共にどの様な苦しみでも受けます!」
「いいえ、ツェルナめもここにおりお二人の護衛を致します!」
「麻衣様、もう少しゆっくりお歩き下さい…ツェルナはもうダメにございます。」
○スー
「王様がなかなかお見えになられないものですから“王様はお忙しいお方ですので私ごときのために来られないのよ。いいわ、私一人で登る”とお言いになり…」
「何をおっしゃいます?僕も共に行きます!」
「僕らは王室に背いたものとしてばつは間逃れないでしょう…」
○イプスハイム
「この娘も美しい娘よ…アラセルバにはなんだってこんないい娘ばかりいるんだ!」
「何、私は怪しいもんじゃない。それほど警戒するな。」
「そうです王様。しかし私にこんな弟が出来ていたとは!安心致しました。私無きアラセルバの後継はどうなるのであろうと按じていたところなのです。」
「ということは…昨日のあれも…」
「そりゃ私の台詞だ!おぇぇっ…」
「おぉ!これはこれは王様!我が弟よ!」
○子供たち
「本当だ、おーい!イェヌーファ!」
「僕らと一緒に遊ぼうよ。」
「また竪琴聴かせてよ。」
「あ、ケト村のエゼルだよ。ジプシーで今はアラセルバに出稼ぎに来てるんだってさ。」
「しじみの専門店でしじみ汁としじみご飯、子羊カツの串揚げを作ってるんだ。ってことであんな奴放っておけよ。」
「あんなのお友達でもなんでもないよ。」
「そうそう、父親は謀反人だしな。罪人の子となんて一緒に遊びたくないよ。しかもジプシーだしな。」
「そうだよ。エゼルの父ちゃんはティオフェル王子様を殺して王位を乗っ取ろうとした重罪人なんだ。」
「昔、今の王様がまだティオフェル王子さまだった頃、王子様にお仕えしていたお役人だったんだよ。エゼルも自慢してたでしょ。ね、エゼル。」