スマブラ
□天然タラシ
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『チョコレートって美味しいよね。』
ロ「俺も好きだな。」
テレビを一緒に見ているユエとロイ。
ロ「1本貰っても良いか?」
『うん、いいよ。』
ロ「ありがとう。」
ロイは礼を言って小さく微笑む。そして自分の手で食べようと手を伸ばすが、ユエはロイにチョコレートを食べさせてあげた。ロイの唇に軽くユエの指が触れる。
ロ「…むぐ!?」
『チョコレートって手で直接触ると溶けちゃって手についちゃうよね。』
そう言い、指についてるチョコレートを舐めている。
ロ「ちょ、ちょっと、ユエ…!」
『ん?どうかした?』
ロ「…いえ、天然だな、と思ってさ。」
『天然じゃないよ。』
そう言いながらチョコを食べ続けていた。
『もっと食べる?』
ロ「いや、いいよ。俺が持ちそうにない…。」
『…?分かった(チョコ食べ過ぎたら鼻血出るとか…かな)。』
ロイはこの後用事がある、といい自分の部屋へ戻っていった。入れ替わりにユエに特に過保護なマスターとクレイジーがやってくる。
主「ユエちゃーん!」
『ん?あ、マスターとクレイジー。』
狂「よ。」
『どうしたの?』
狂「リビングに暇そうな奴がいたから声をかけてやったんだよ。」
主「お話したいから会いに来たって素直に言えばいいのにー。」
狂「黙れマスター。」
『そうなんだ。私が暇そうだから会いに来てくれるなんて、クレイジーは優しいね。』
ユエは嬉しそうに微笑む。するとクレイジーは鼻血が出る。
主「く、クレイジー!!気持ちは分かるけどー!!」
『クレイジー!?チョコレート食べてないのに、どうしたの!?』
狂「なんでもねぇ。」
鼻血をなんとか止め、暫く3人で話す事にした。
狂「つーか、お前なんでそんな露出の多い格好してんだ。」
主「確かに。襲わ…いや、ほら…寒くない?」
『寒くはないよ。ピーチが私その…大きいから、こういう格好の方が似合うって…。私も少し恥ずかしいんだけどね…。』
狂「ほー、お前さんが俺に襲われたいのかと、誘ってんのかと思ったぜ?」
クレイジーはユエに近付き、顎を軽く持ち上げ、唇同士が後数センチで重なる位置まで顔を近付けた。
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