独立暗殺部隊の紅一点

□独立暗殺部隊ヴァリアー
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もう少しで日付が変わりそうな時間帯に、大きな洋館の屋根の上に佇む一人の少女が居た。

しかし周りには、何十体もの死体が転がっているという異様な状況だった。


突然少女が口を開いた。
「…隠れてないで出てきたらどうですか?」


するとどこからか銀色で長髪の男性が屋根に飛び移ってきた。


「う゛お゛おおい。お前、ただもんじゃねぇな。どこのファミリーの奴だぁ?」


「……私はどこのファミリーにも属していません。」

と、少女は慣れているかのように言った。

「ほぉ…お前程の逸材が居やがったとはなぁ。」


そう言ったあと、その男性は少女の前に来た。

     うち
「お前、ヴァリアーに来るかぁ?」
「結構です。」

「即答かよ…;」











「…あの…ずっと見ないでもらえませんか…。」
「…」



「…はぁぁ。もう。分かりましたよ。行きますよ。」

「そうかぁ。ならついてこい。案内してやるぜぇ。」



(…あんなに見られたらYESというしかないでしょう……)
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