四輪の華
□まさかのトリップ?!
1ページ/6ページ
1seid-
そろそろ学園に行く時間です。・・・が、私以外起きていないんですよね。
『陣さん、他の皆さんはまだ起きてませんか?』陣さんとは、私専属の執事さんで、私たちより少し年上の若い執事さんです。
「はい、まだ、他の皆さんは寝ております。」
『・・・もう先に行きましょう。』「よろしいのですか?」『たまには一人で起きてみてほしいので。それに...いつも起こしてあげてるんです、すこしはありがたいと思ってほしいですしね。』 「そうでございますか、それでは、今すぐ車を出すようにいっておきますので。」
『ありがとうございます。』 「いいえ、私は執事なんですから、これくらい当たり前のことですよ。」
-------------------------------------------
2seid-
時は遡って数分前、丁度亜霧が陣と話している真っ最中。
『んー…ん?・・・うわああああああやばああああああ亜霧に殺されるうううううううう』
『昨日はいつにも増して夜更かししたせいだ!絶対そうだ!てか何で起こしてくれなかったのおおおお!てか早く準備しなきゃ!』
------------------------------------------
3seid-
丁度鈴花が起きて騒いでいたのと同時刻。
『んあ...何だようるっせぇな・・・ってマ、マ、マジかああああ時間ヤベェこれ完全においてかれたかも;;』
『さっさと準備しねぇと;;』
-------------------------------------------
4seid-
丁度他の2人が騒いでいた頃。
『んー...ええええ?!は、早く準備しないと!』