夢のお茶会

□てつどういんのお仕事
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次に僕が目を覚ましたのは
仮眠室だった。
身体を起こそうとすると
激痛が走る。

あの後、どうなったのだろう?
ノボリさんは?クラウドさんは?
あのトレーナーは?
気になる事がありすぎて
じっとしていられない。
とにかく、二人の安否を確認しなきゃ。
激痛に耐えながら身体を起こし
フラフラな足取りでドアへと向かう。

ドアの前に来たが
ドアノブを握っていないのにも
関わらずドアが開く。


「名無しさん!!」


クダリさんが倒れる僕を
受け止めてくれた。
ドアを開けたのは彼か。
でも、どうしてクダリさんが?
問いかけようとしたが
その前にクダリさんから
口を開いてくれた。

どうやら彼の話によると
ノボリさんから聞いたらしい。
僕が意識を手放した後
ノボリさんとトレーナーの
タイマンが始まったらしい。
ノボリさんはサブウェイマスターとして
シングル形式の手持ち3体
一対一を守る筈だったのだが

相手がルール違反してるなら
こっちもその気だと言って
クラウドさんがバトルに乱入して
二人掛かりでミュウツーを
倒したのだとか。

それから終点まで
何とか乗り切り
僕をここまで運んでくれたらしい。
因みに2人はバトルサブウェイの
お偉いさん達の会議に
呼び出されたらしい。

クラウドさんの無茶振りで
ノボリさんにも火の粉が
降り注いだ。

さすがスーパーコガネ人。
やる事が違うなぁー。
大胆というか不敵というか
破天荒というか大雑把というか。

因みにクダリさんは
今、乗車を終えて来て
それを聞いたらしい。
だからここに来た。
と話してくれた。

とにかく、クダリさんの口ぶりからは
2人は無事だということになる。
ホッと胸を撫で下ろした僕は
クダリさんの腕の中で
意識を手放した。

無事で何よりですよ。
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