夢のお茶会

□乗り物酔い
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早速ですみません。
これから僕は本格的に
てつどういんのお仕事を
頑張りたいと思います!

という訳で
電車の運転も兼ねて
トレインに乗車する事になった。
しっかり見ておかなきゃな・・・
車掌室に入って
運転方法を学ぶ事になりました!
イェイイェイ!!
運転を教えてくれると
言われたのでキャメロンさんと
午後6時の今!!
運転の仕方を教わります!!

キャメロンさんは鮮やかで
慣れた手つきでハンドルを握る。
おぉ・・・なんていう
ハンドル捌きなんだ。
僕には到底、真似出来ない。
いや、出来る筈がない!!

もうここまで来ると
この人、人間じゃねぇ!!


「・・・・・名無しさん?ソンナ ニ マジマジ ト 見ラレタラ 運転シニクインダゲドナァ〜?」


「え、あ!すいません!!」


キャメロンさんが引き気味に答えた。
僕は謝ってすぐに離れる。
運転してる人の姿って憧れるから
だから僕もなるべく
運転出来るように
頑張っている最中だ。
だけど凝視は良くないな。

別に運転出来なくても困らないのだが
そういう訳にも行かなかった。
いざという時に運転出来ないと
後悔するかもしれない。

なんせ留めは
敵視しているあのジャッジさんに
"そろそろ運転出来た方が良いよ"
と余計な事を満面の笑みで言われた事。

あの人は僕が思ってる程
物腰柔らかな人間ではない。
言いたい事は言って
バッサリと切り捨てるんだ。
もしかしてあの人・・・
僕で遊んでいるのか?
まぁ、それは廃人→強いだけが
持つ特権なのだから!

僕はあくまでこう考える。
ポケモントレーナーの
成れの果てが廃人なのだと。
純粋にポケモンを楽しむ者が
真のポケモントレーナー。
しかしごく稀に
その道を外れてしまう者が居る。
そう言ったものが廃人になり

ポケモンを純粋に楽しめなくなる。


「・・・キャメロンさんて、廃人ですか?」


「エ・・・俺? 廃人ニ 見エル?」


「え、だって・・・キャメロンさんもてつどういんじゃないですか」


「オー、確カニ俺モ バトル ハ ヤルケド、ポケモン 操ンノ 苦手ナンダヨネー」


そうだ。この人がポケモン操るの
苦手な事をうっかり忘れてた。
だけど苦手なのによく、
てつどういんの仕事ができたものだ。

まぁ、彼の実力は確かだからかな。
こないだだって、3週目の3両目に
やって来た女性トレーナーを
打ち負かしたくらいですから。
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