夢のお茶会

□フラグ回収者
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僕が目を覚ましたのはそれから
2日後だった。
目を覚ましてみると
バトルサブウェイが
別の施設に見える程
目が衰えていた。

なんか変な気分だな。
2日も仮眠室を乗っ取って
グースカと気持ち良さげに寝てた
自分を恨みます。
多分、タイムマシンあったら
その時代に戻って
顔に落書きしてるわ。

ドアを開けギアステ内を徘徊する。
受け付けに戻んなきゃ・・・
いつの間にか身体の痛みが
消えていた為
スムーズに動けた。

受け付け前にはカズマサ先輩が居た。
彼は2日もあそこに
居てくれたのか。
本当に後で何かお礼をしなければ!!


「カ、カズマサ先輩!!」


「あっ!!名無しさんくん!?良かった!目覚めたんだね!?2日も寝たきりだったから、目が覚めなかったらどうしようかって、ヒヤヒヤしたよ!!」


「す、すみません!!もう大丈夫ですよ!身体もバリバリ改善しましたから!ありがとうございます!!」


カズマサ先輩から
受け付け表を受け取り
すぐに持ち場へと戻る。
サブウェイマスターのお二人と
クラウドさん、カズマサ先輩に
もの凄く迷惑かけたと思います。
だからその倍は頑張らなきゃな。

手持ちが無い事に今気づく。
俺の可愛い嫁達は
一体どこに行ったんだよ!?
バケッチャ、カゲボウズ
ランプラー、フワンテ。
うちの嫁に何かあったら
承知しないからな。
叩き潰してやりますよ。

密かに殺気を剥き出しにして
不機嫌ながらも仕事をこなす。
見に行きたいけど
仕事を放置する訳にはいかない。
心配で心配で仕方ないが
仕事終わりにでも
探す事にしよう。


「おーい!名無しさんくーん!」


さっきのカズマサ先輩が
Uターンして来た。
一体どうしたというのか。
手渡されたのは袋に入った
4つのモンスターボール
まさかとは思うが一応確認。
ボールの中から出て来た
バケッチャがカズマサ先輩の頭に乗る。
なにやってんだバケッチャ。

主人がブッ倒れてたのに
主人そっちのけか。
バケッチャ、お前ってやつは。
どうせお前の中じゃ僕に
"どーせアイツの事だから死なねーだろ"
とか軽くあしらわれてる存在なんだろ?
お前後で覚えてろ。
れんごくブチかましてやるからな。

主人の僕に楯突くなんて
良い度胸してるじゃないか。
あと、カズマサ先輩は
仕事があるからさ
お前とは遊べないんだよ。


「バケッチャめっちゃ可愛い・・・仕事終わったら遊んであげるからね!」


カズマサ先輩のこの言葉に
バケッチャ大喜び。
本当にすみません・・・。
頭を下げ何度も謝ると
笑顔で許してくれる。

人柄めっちゃ良い人。
2日も僕の代わりをしてくれて
おまけに手持ちにさえも
面倒くさがらず接してくれる。
この人とかクラウドさんとか
超人柄良いからなぁ。

もしかして・・・僕。

今、めっちゃ運キテる?

運悪いとか言いやがったのは
どこのどいつだよー(笑)
僕ですがなにか。
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