女主短編

□人魚はやっと海に帰る?
1ページ/1ページ

ビーデルサイド

今日は待ちに待った私と悟飯君の結婚式!
一時期乱と悟飯君を取り合った事もあったけど乱は私達の事を祝福してくれた。

『ビーデルとても綺麗だよ』

乱は今にも泣き出しそうな顔でこっちを見る。

ビ「ありがとう乱…」

結婚式は身内だけの小さい式だけど子供の頃に憧れた船の上で行われる。
私は幸せな気持ちでいっぱいだった。

乱サイド

今日はビーデルの結婚式!やっとかって感じの方が強いけど本当に幸せそうでなりよりだ…
船のバルコニーで式が始まる

サ「ぐす…ぐすぐす」

バージンロードを終えてサタンさんが号泣しながら戻って来た。

『サタンさん、ビーデルの晴れの舞台ちゃん見てあげて下さい』

ブル「本当よ一生に一度しか無いんだから」

お客様には悟飯さんの家族は当然ブウ戦でお世話になった方だけだった。

私はサタンさんの涙を拭いてあげる。

ブル「乱ちゃんって本当にサタンの事好きよね」

当たり前だ!私は約10年程この人に世話になってるから第二のお父さんだと思っている。

チ「乱も素敵な旦那さん見つかると良いだな」

それを聞いたサタンさんはさらに泣き出す。私は今日サタンさんの子守に徹する事にした。

「では指輪の交換を」

どんな指輪何だろうそう思っていると悟飯君の持つ手には私の人魚石が付いた指輪だった。
私は驚きの余り立ち上がってしまった、会場の人は皆私を見ている。

サ「乱どうしたんだい、早く座りなさい」

サタンさんは優しく私を座らせようとする。私もテンパっている。

『私その指輪が欲しいんです』

チ「何を言ってるだか!あれは悟飯ちゃんがビーデルの為に作った指輪だべ!」

女の人は私に敵意を向けて男の人はたど驚いている。

『私それが無いと困るんです』

ビ「いい加減にしてよ!」

そりゃそうですよねぇ、怒りますよね。

ビ「私、乱は悟飯君を諦めたんだと思ってた…でもだからって私の結婚式をメチャクチャにするなんて酷いは!」

諦めるって何だ私は悟飯君の事何て何とも思って無いぞ!
ビーデル貴方の拳はとても痛い事は知ってますだから手を下ろして!

飯「待って下さいビーデルさん!僕がはっきりしなかったのが悪いんです」

何言ってるんだ私はその石が欲しいだけ「何言ってるの悟飯君まだ乱の事が気になってたの…最低!」っとどんどんヒートアップしていくなか。

コ「乱受け取って!」

小鳥のコーラルが指輪を奪って投げて来た。

ビ「ダメ!止めて!」

私は何とかキャッチしようと構えるだが運動神経の悪い私がキャッチ出来るはずも無くそのまま飲み込んでしまった。私は力が戻るのを感じる。

ビ「酷いはいくら何でもあんまりだは!」

ビーデルが泣き崩れる、女性陣は周りでビーデルを励ます。

『ビーデルごめんなさい、でもコレが無いと私海に帰れないの』

私が声を出して喋ると皆驚いた顔をする。

サ「乱、喋れるようになったのか…」

余りの驚きにサタンさんの涙も止まっていた。

『はい、実は私人魚何です』

みんな何を言ってるんだと言う顔をする。

『この石は私の人魚石でコレが無いと私は人魚になり帰る事が出来なかったのです』

飯「それは僕が10年前海で拾った石で…」

『悟飯君が持ってたんだね…、そりゃ何処を探しても見つからないはずだ』

私はビーデルの側に行く。

『ビーデル、本当にごめんなさい、でも私はビーデルの幸せを一番におもってるは』

そう言うと水で出来指輪を渡す。

べ「飛んだ超展開だな…」

空「オラついていけねぇぞ」

サ「乱!もう海に帰ってしまうのか?」

サタンさんは悲しそうな顔で私を見る。

『はい、サタンさんこれまでお世話になりました、お体に気を付けて…』

サ「また会えるのか…?」

『人魚が人間に慣れるのは一生に一回だけです。もう陸には上がる事は出来ません』

飯「そんな!僕は乱さんの事が」

『いい加減にして下さい悟飯君!ビーデルは素敵な女性です。それ以上ビーデルへの暴言は私が許しません!』

私は足が動かなくなって行くのを感じ船の縁に移動する。

『では皆さん今までありがとうございました…さようなら』

私は海に飛び込んだ。

飯「ズルいです乱さん、僕の話も聞いて下さい」

が、悟飯君に抱えられ宙に浮いている。私の足は完全にヒレになっている。

飯「僕がどれだけ乱さんの事を想っているか乱さんは分かってい無い…僕は乱さんが好きだ海なんかに行かせ無い」

そして皆のいる前で公開告白…、いや貴方のビーデルと結婚するんですよね。

飯「ビーデルさんごめんなさい、僕はやはり乱さんの事が忘れられません」

ビ「良いのよ悟飯君、貴方が乱が好きだった事は知ってるから…乱の事幸せにしてよね」

何を言ってるんだ私は海に帰ると言ってるじゃ無いか!

『私は海にふぐぅ…』

こいつ何しやがる!悟飯君は私にキスをする。

飯「ふはぁ…乱さん僕は貴方がどんな姿でも愛して見せます」

『いやだから』

サ「ヒレが足に戻って行く」

ブル「悟飯君の愛が通じたのね…」

女性陣涙ぐんでますけど私は海に帰りたかった…

ト「僕本で読んだ事あるよ!人魚は愛し合ってる人とキスをすると人間になれるんだって!」

飯「本当ですか乱さん…乱さんも僕の事を」

それはデマです!そんな事ありません!いらん事を言うなチビ!だからまた顔を近づけるな!

ビ「そうだこの結婚式乱と悟飯君のにしましょう!」

『はぁ!』

チ「そうだな!それが良いだ!」

『いやっ』

飯「本当ですか!ありがとうございます!…僕乱さんと結婚出来るなんて幸せです」

『待っ』

ブル「そうと決まれば乱ちゃんはお色直ししなきゃあね」

『ちが』

サ「悟飯君乱の事を頼むよ」

『話をきい』

飯「はいサタンさん幸せな家庭を築きます」

いやだから話を聞いてよぉぉぉ!

この後私は無事結婚式をあげました…

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ