刀剣/乱舞

□inizia
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カリカリ...と筆を走らせる音が響く部屋



「.....よし、終わり」


丁度作業を済ませ机に山積みになった資料を見上げ一息つく灯夜


「.......」

今日は重要な書類を集中して片付けるにあたって、近侍はつけていない



「灯夜さん、重要な任務です」

ぽん、とどこからともなくこんのすけが現れた

「重要な任務...とは?」

「はい、こちらの書類を」

未だに紙の書類で来るとは...と心で思いつつも真剣に書類に身を通す灯夜



「.....これは...」

「嘘ではありません。」

「.....これは...なんて言うか...出来ませんとは言えないのか?」

「...残念ながら、断る事も出来ません。何故ならある方から直々の命ですから」


「...そう。拒否権は無いのね」


そしてまた一つ大きなため息をつく


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