刀剣/乱舞
□甘い香りと
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今日も1日が始まった。
「お、おはようございます、あるじ様」
「おはよう、五虎退」
今日の近侍は五虎退だ
あの手合わせ後、皆でくじ引きをし、その順番で近侍を務めるという決まりになった
「あるじ様、今日はお仕事の後は何をしますか?」
「んん、たまにはお菓子を作ってみようと思う」
お菓子、と聞いてぱぁ、と瞳を輝かせる五虎退
「本当ですか?ぼく、楽しみです!」
「自分の1番得意なお菓子振舞ってあげるね」
ぽんぽん、と軽く頭を撫でてあげると気持ちよさそうに目を細める
虎も撫でて欲しそうに膝に乗ったりする
「虎くんたちもはやく終わらせておやつあげるからね」
がお、可愛らしくと返事をする虎たちを見て早く終わらせてしまう為に、灯夜は目の前の書類に集中した