【外伝】調教日記 あい 国立大学1年生

□【外伝】調教日記 あい 国立大学1年生
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車を駅のロータリーで乗り付けた。
Line調教をしていたあいとの初めての対面だ。
少し前に駅に到着したという連絡は受けていた。
怖くなって逃げだしても仕方ないと自分で無理やり納得させていた。

前方からそれらしき人が歩いてきた。
ふわっとしたチェックのひざ上のスカートと、白いブラウスを着て、茶系のトートバッグを持っている。

車から出て、近づくのを待つ。

こちらから、
「はじめまして、あい」と話しかけた。
「はじめまして」
と少しうつむき加減で小声で答えた。

「乗るか?」
「はい・・・」
助手席のドアを開けると、躊躇なくするっと乗り込んだ。第一関門突破である。

車の中では重苦しい空気が流れている。会話が続かない。思い切って聞いてみた。
「もし嫌なら駅まで戻るよ?」
「嫌じゃないです。大丈夫です。緊張してるだけです」

**********

高校時代に始まったLine調教では命令のままにオナをしたり、やってみたいエッチの妄想を告白させたりした。
もともと真面目に生活している女の子なのでリアル調教まで希望するとは思っていなかった。

ある日、何気なく『初めての相手はどんな人がいいか?』聞いてみたら、『ご主人様』という返信があった。
それから急激に実際に会う話になり、今日に至った。

**********

横目で彼女を見た。まっすぐ前を見ている。手はぎゅっとひざに置いた鞄を握っている。

モテないというのもわかる気がする。
顔が地味で化粧もしていない。
胸も小さく、シートベルトで締められていても、胸が強調もされない。

10分ほど走っただろうか?彼女にとっての初めてのホテルなので、わざわざ駐車場と部屋が連結されているホテルを選んだ。
誰にも見られることなく部屋に入れるので抵抗はないだろう。
やはり、ロビーで他の人とすれ違うのはとても嫌だろうから。

車を駐車場に入れ、エンジンを切り車を降りた。彼女も自分で降りた。

手を差し出すとギュっとつないできたので、そのまま部屋に入った。抵抗もなく素直についてきたのはそういう覚悟ができている証拠だろう。
部屋に入るとソファーとベッドが広がっている。何をしていいのかわからないのか、その場で立ち尽くしている。

(キスするか?それとも時間をかけてリラックスさせようか?)
そんな事を考えながら彼女の前に行くと・・・
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